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【一人暮らし】「ユニットバス」のメリット・デメリット 工夫次第でおしゃれ空間にできる?

  • 2024.2.27
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内見で「絶対確認したい」ポイント2つも

トイレ、洗面台、風呂が一体となった「3点ユニットバス」あるある
トイレ、洗面台、風呂が一体となった「3点ユニットバス」あるある

賃貸物件を探す際、少しでも家賃を抑えようとするときに選択肢に入ってくる「3点ユニットバス」の部屋。ご存じ、トイレ、洗面台、風呂(浴槽・シャワー)の水回りが一室にまとめられた間取りです。昨今はこうしたユニットバスを避けて部屋を選ぶ傾向が高く、ある調査によると一人暮らしで3点ユニットバスの部屋に住んでいる人の割合は7.5%にとどまりました(※)。

春からの新生活を始めるにあたり物件探しをしている人も多いこの時期、あらためて“ユニットバスあるある”を紹介します。メリットとデメリット両方がありますが、デメリットをどのように克服するかについても考えてみましょう。

※風呂メーカーのバスリエが2024年1月、お風呂に関心のある一人暮らしの男女計200人(全国)を対象にインターネット上で実施。

安いだけじゃない!ユニットバス部屋は広い?

狭小の3点ユニットバス
狭小の3点ユニットバス

ユニットバスあるある。まずは何と言っても家賃が安いことが挙げられます。

前述の調査の通り、今やユニットバスを選ぶ人は超少数派。そのため物件の大家さんもなるべく入居が決まりやすいよう家賃を相場より安く設定することが多いからです。

ユニットバスということは多くの場合、築年数がそれなりに経過していることも意味するわけですが、周辺の大掛かりな再開発より以前に建てられた物件であるなら、駅近など交通の便に恵まれているケースも多くあります。

水回りがコンパクトにまとめられているため、居室部分が比較的広く取られているのもユニットバス物件のポイント。バス・トイレ別で独立洗面台のある部屋と比べた場合、数平方メートルほど居室スペースを広く取れる計算になります。

同じ平米数でユニットバスかバス・トイレ別かで迷ったとき、水回りがコンパクトゆえ大型の収納クローゼットが確保されているという条件ならば、利便性の観点からがぜん選択肢に入ってくるのではないでしょうか。どのポイントを優先するかは個々人の判断になってきます。

デメリット多数でも、うまく対処すれば無問題

ユニットバスのデメリットとは
ユニットバスのデメリットとは

逆にユニットバスのデメリットとは何か。住んだことのある人であればお分かりでしょうが、トイレとお風呂が一室にまとめられているため、入浴後はトイレットペーパーがふにゃふにゃにふやけたりトイレスペースの床まで水浸しになったりという状況が日々発生します。

また、トイレで一生懸命な排せつをした後はシャワースペースまで臭いが広がるため、直後にシャワーを浴びようという気が起こりにくいかもしれません。十分な換気・脱臭の手配が求められます。

対処法としては、シャワーを浴びる直前には一生懸命な排せつをしないように努める、もしも致した場合には10分前後時間を空けてから入浴するようにする。シャワー直後にもトイレの用事をしなければ、ふにゃふにゃとふやけたトイレットペーパーを使わずに済みます。

床が水浸しになる問題に関しては、できる限りバスタブ内で全身を拭いてから出るようにするのが得策でしょう。こんなとき、ユニットバスはトイレのふたの上が良い物置き場になります。バスタオルをふたの上にスタンバイさせておきましょう。

浴槽へ出入りする足元に珪藻土(けいそうど)のバスマットを置いておくと、拭き取りきれなかった水分をこのマットが吸ってくれるため、床ぬれを最小限に抑えられます。

そして洗髪での抜け毛が多い人は、ぬれて床にへばりついた抜け毛を1本1本拾うのも地味に面倒な作業となるので、バスタブ内で念入りにタオルドライすることがおすすめです。バスタブ内にどれだけ毛が落ちても、排水口部分にヘアキャッチャーを仕掛けておくことで、落ちた髪の毛をシャワーでキャッチャーへ流し集めて一度に捨てることができます。

ユニットバスの場合、換気扇は24時間付けっぱなしにしている居住者は多いようです。物件内見の際にはバスルームの換気扇を実際動かしてみて、その威力や作動音がうるさくないかなどを確かめておくと良いかもしれません。

ユニットバスを“劇的おしゃれ”空間に変える方法

ユニットバスが劇的おしゃれに?
ユニットバスが劇的おしゃれに?

内見の際に必ず確かめておくべきことがもう一つあります。それは、ユニットバス内の壁がマグネット取り付け可能かどうかという点です。

マグネット対応の壁なら、洗顔料や歯磨き粉、歯ブラシ、化粧水などを入れておくバスケットも、ボディーウオッシュ用タオルや浴室掃除用ブラシを掛けておくハンガーも、サニタリーボックスなども全て壁に取り付けることができます。床面や洗面台上に何も置かない状況を作れるので、バスルームの掃除が劇的にラクになります。

昨今はシャンプー・コンディショナー・ボディーソープなどを詰め替え方式で入れられるプッシュ型のディスペンサーもマグネット試用で多く販売されているので、浴槽内の壁に取り付けることでちょっとホテルライクな雰囲気を演出できます。

そしてそして、さらにおしゃれ感を出すために取り入れたいのが、好みのデザインのマグネットを集めてバスルーム内の壁をデコることです。

おすすめは、洗面台のミラーの脇に貼ること。顔や手を洗うとき歯を磨くときなど必ず目に入る場所なので、ちょっとしたおしゃれ感が日々の気分を格上げしてくれます。

花、風景写真、有名なアート作品など、好きなジャンルのマグネットを探して数個~10個ほど並べて貼ると、オリジナリティーが出てきます。併せて、歯磨き粉や歯ブラシ、歯磨き用コップ、顔を洗うとき用のヘアバンドなどの小物を好きな色で集めると、バスルーム内がカラフルになりおしゃれ度がグンとアップします。

※ ※ ※

インスタグラムで「#ユニットバス」と検索すると、さまざまな工夫を凝らした事例が6万件以上アップされているので参考になります。

今どき珍しくなった3点ユニットバスだからこそ、センスや工夫の発揮しがいがあるとも言えます。

(LASISA編集部)

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