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「新NISA」を成功させたい岸田政権の意向とも合致 日経平均株価、史上最高値を2営業日連続更新

  • 2024.2.27
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ジャーナリストの須田慎一郎が2月27日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。史上最高値を2営業日連続で更新した日経平均株価について解説した。

【日経平均が史上最高値更新】日経平均株価の取引中最高値を示すボード=2024年2月22日午後、東京都千代田区(川口良介撮影) 写真提供:産経新聞社
【日経平均が史上最高値更新】日経平均株価の取引中最高値を示すボード=2024年2月22日午後、東京都千代田区(川口良介撮影) 写真提供:産経新聞社

日経平均株価、史上最高値を2営業日連続で更新

飯田)日経平均株価が2営業日連続で史上最高値を更新しました。景気がいいのですね。

須田)とは言え、大前提として33年間ずっと低迷してきたわけです。諸外国では先進国を中心に、上がり下がりはありますが、長期的なトレンドで見れば順調に上がっています。そう考えると、ようやくバブル崩壊後、通常ベースに戻ってきたのではないでしょうか。

海外マネーが中国から引き揚げ、日本にシフトし始めている

須田)もう1つ大きなトレンドとしては、中国経済が非常に厳しい状況なので、「海外マネーが中国から引き揚げて日本にシフトし始めた」と見るべきだと思います。

飯田)時価総額で一時的に上海を抜いたという報道もあります。かなりマネーが流れ込んできていますか?

須田)中国の場合、法による投資が成立していません。ほとんど直接投資せず、間接投資の形で行っています。間接投資ですから、逃げ足が速いという状況があるわけです。

飯田)間接投資というのは、例えば工場を建てるようなことはせず、株を買うなどの方法ですね。

須田)一方で国際分散投資を基本にしているため、東アジアというエリアのなかで中国に対する投資金を動かすとなると、セカンドベストの形で日本が選ばれたのかなと思います。

「新NISA」を成功させるためにも株価を上げていきたい岸田政権

飯田)日本にとってはチャンスなのですか?

須田)日本政府も、岸田政権の「資産所得倍増プラン」があります。最初は所得倍増計画だと思っていたら「資産所得」だったのですが、その実態が「新NISA」として鳴り物入りで始まりましたよね。これに大きく誘導するためには、株価を上げなくてはいけません。特に「成長投資枠」では一般の株式も買えますので、「新NISA」を成功させるためにも、政府の意向として株価を上げていくという意味があります。

飯田)さまざまなものが合致しているのですね。

須田)合致しています。

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