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子育て世帯でも実現可能なサイドFIRE!会社人生はもうおしまい

  • 2024.2.27

FIREという言葉を聞いたことがありますか?FIREとは、「Financial Independence, Retire Early」の頭文字で、日本語では「経済的自立と早期リタイア」と訳されます。

FIREに必要な資産は、年間の生活費の25倍が目安とされており、例えば年間生活費が400万円なら1億円必要という計算です。

20代~30代で1億円もの大金を作れるのはごくわずかなので、自分には関係ないと考えるかもしれませんが、「サイドFIRE」ならできる可能性があります。今回の記事では、子育て世代でも目指せるサイドFIREを紹介します。

■サイドFIREとは

サイドFIREとは、資産運用で得た利益を生活費に回しながら、勤労収入と合わせて生活することを指します。サイドFIREの魅力は、FIREほど運用資産を必要としない点です。

例えば、年間にかかる生活費が400万円として、資産運用による利益で年間200万円を得られる場合に、足りない200万円分を労働で賄うイメージです。

仕事に縛られすぎない人生を送れることが、サイドFIREが現代の若年層に支持されている理由のようです。例えば、年収を下げて、フルリモートOKの会社へ転職して子育て優先の生き方をしたり、住みたい地域に引っ越して趣味を楽しんだり、自分の理想の人生に近づける可能性があります。

■サイドFIREの注意点

例えば、30代でサイドFIREするために運用原資としての3,000万円貯めようとすると、目先の贅沢を我慢する必要があるでしょう。同世代が娯楽を楽しんでいる時に我慢できる強いメンタルが必要です。

また、サイドFIREでは金融商品へ投資をするので、思ったような利益を得られないケースもあるでしょう。そんな時に、勤労収入が少ないと生活が苦しくなってしまう可能性もあります。思わぬ事態に備えて、保守的に準備する必要があると言えるでしょう。

■サイドFIREは一つの選択肢

昭和~平成の価値観とは異なり、会社に人生を捧げるのではなく、自分の人生を楽しみたい人が増えています。サイドFIREに必要な資産を貯めたら、必要最低限の労働で生きていくのも一つでしょう。

ただし、投資で運用する以上、必ずしも計画通りにいくわけではありません。どんな状態になっても生活に困窮しないよう、保守的に計画することをおすすめします。

文・勝目麻希(ファイナンシャル・プランナー) 新卒で総合職としてメガバンクに入行し、法人融資・金融商品販売等を担当。転職・結婚・出産を経て一時は専業主婦になったが、自分の金融知識や実務経験を活かしたいと独学でライターの道へ。現在はファイナンシャルプランナーの知識を活かして金融系メディアを中心に執筆。

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