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上司の部屋を"2回"ノックすると「マナーがなってない!」→ ノックの数の違いが生んだ誤解とは!?

  • 2024.2.26

ビジネスマナーは研修を受けることも多いので『できて当たり前』ということもあります。しかし長年知らなかったマナーが原因で、恥をかいてしまうことも……。これは筆者の友人・Fから聞いた恥ずかしいエピソードです。

画像: ftnews.jp

バリキャリの友人・F

私の友人・Fは、大手企業に勤務するバリキャリの女性です。
営業職として華々しい成績を上げ、部署内では一目置かれる存在でした。
30代半ばで課長職となり、「仕事が生きがい!」と公言するほど生き生きと働いていました。

ある日、Fの部署に他社からヘッドハンティングされた優秀なHが着任しました。
Hは頭脳明晰で営業力も抜群……本部長という役職でFの直属の上司にあたるポジション。
FはHを目標に、さらに仕事に邁進したのです。

個室のノック

ある日、Fは新規開拓先の報告でHに呼ばれたので、本部長室まで行きノックを2回しました。

部屋にいるはずのHから返事はありません。
『ついさっき内線で呼ばれたのにおかしいな……』と思いながら、さらに2回ノックをすると、中から怒ったような声で「どうぞ!」と言われました。

知らなかった!

中へ入るなりFはHにこう言われたそうです。

「君はとても優秀だと聞いているけど、ビジネスマナーができていないんだな。」

Fは何のことを言われているのかわからなかったものの、Hが明らかに怒っているので、恐る恐る理由を聞きました。

「2回のノックはトイレの在室確認、3回のノックは親しい間柄の入室確認、ビジネスではノック4回がマナーですよ。」

マナー違反

H曰く「4回のノックは長いから3回にすることもあるけれど、上司の部屋に入るのであれば3回がマナーかな。」とのこと。

Fは今まで多くの企業を訪問し、中には役員クラスの人とも商談をしてきた経験があります。
指摘されたことはなかったものの、『ビジネスマナーができていないなぁ』と思われていたかもしれないと、思い返すだけでゾッとしたそうです。
あまりにも恥ずかしかったFは、素直に謝罪し、今後は絶対にマナー違反がないようにするとHに話しました。

教訓

Fはこのことがきっかけで、もう一度ビジネスマナーを勉強し、二度と恥ずかしい思いをしたくないと気持ちを新たにしました。
自分の立場を考えると、新人の育成なども行っていたので、部下たちにもHとの経験を話し、共有したそうです。

何気なくしてしまうノックの数にもマナーがあった……Fの体験は私にとっても大変勉強になりました。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K

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