1. トップ
  2. ヘア
  3. 封印していた過去の記憶「お母さんのこと嫌いだった」|妻は娘に無頓着

封印していた過去の記憶「お母さんのこと嫌いだった」|妻は娘に無頓着

  • 2024.2.24

学生時代、母親から髪の毛を短く切るように言われていたことを思い出した竹子。美容室の帰り、母から「竹子はショートが似合うね」と言われます。しかし、本心では髪を切りたくなかったので、母に強い嫌悪感を抱いていました。子育てを通し、竹子は無意識のうちに自分は親から「女性らしく振る舞う」ことを制限されていたと気づくまでのエピソード。神谷もち(@神谷もち)さんの描く『妻は娘に無頓着』第27話をごらんください。

さつきの子育てを通し、竹子は母親への嫌悪感を思い出しました。竹子がさつきの見た目に無関心になったのも、子どものころの竹子の家庭環境が影響していたようですね。

無意識にやっているかもしれない「価値観の刷り込み」

大人になってから幼いころを思い返すと、「気づかぬうちに親から価値観の刷り込みを受けていた」と感じたことはありませんか?この漫画に登場する妻・竹子もその1人でした。竹子はサバサバした性格でおしゃれにも興味がありません。そのため、娘・さつきにもボロボロの古びた服やお下がりを着せていました。何にお金をかけるか、こだわるかは人それぞれですが、竹子は夫・しんごから「娘にかわいい洋服を着せたい」と言われても、意見を聞き入れることはありませんでした。

一方、娘のさつきは成長とともに自分の価値観を持ち始めます。「ピンク色の服を着たい」「髪を伸ばしたい」と号泣する娘を前に、竹子は今まで娘の気持ちをはねのけて、自分の価値観を強要していたことに気づきました。そして実は竹子自身も、幼少期に母親から価値観の刷り込みを受けていたのです。

『妻は娘に無頓着』は子育てにおける、子どもの価値観や意思の尊重について改めて考えさせられる作品です。子どもにさまざまなことを教え、伝える立場の親として知らず知らずのうちにやっているかもしれない「価値観の刷り込み」。自分はしていないか振り返ってみたいですね。

著者:kotti_0901

元記事で読む
の記事をもっとみる