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『トロット・ガールズ・ジャパン』栄冠に輝いたのはアイドルからの脱皮をはかる歌姫!

  • 2024.2.25

昨年、スタートした日韓共同プロジェクトのオーディション番組『トロット・ガールズ・ジャパン』。 “トロット”とは韓国で“懐メロ”を意味する言葉で、現在注目されているジャンルである。日本でも昭和歌 謡が若い世代から注目され、海外ではシティーポップが大人気だ。

『トロット・ガールズ・ジャパン』は、 そんな懐かしくもハイスペックな名曲を歌いこなす新時代の歌姫を捜すオーディションである。2月23日 にはついに決勝大会を迎え、事前審査を通過した54組57名の中から勝ち上がった9名のファイナリストが 決勝大会に臨んだ。 

決勝には住田愛子(16)、MAKOTO.(年齢非公表)、natsuco(33)、歌心りえ(50)、福田未来(29)、寿理 (17)、東亜樹(16)、松永実優(25)、キム・ソヒ(29)という、年齢もキャリアもバラバラのメンバーが参 戦。審査は3ブロック制で行われ、A(natsuco、東亜樹、松永実優)、B(MAKOTO、住田愛子、福田未来)、 C(キム・ソヒ、寿理、歌心りえ)の各ブロックで1位となった者が最終決戦に進んだ。

©トロット・ガールズ・ジャパン製作委員会

審査はゲスト審査員& 一般審査員と視聴者の投票で勝者が決定。そして、この実力派ぞろいの歌姫達を厳しい目で審査するのは 審査委員長の松崎しげる氏をはじめ、音楽界の重鎮にして編曲家の船山基紀氏、名プロデューサーの鎌田 俊氏、韓国からは本場、韓国のトロット歌手、シン・ユ氏、BIGBANGのメインボーカリストで大の日本 通でもあるD-LITE氏など、華々しい面々だ。 

18時、ついに本番がスタート。審査はファイナリストが自身で選んだ歌で歌唱する一発勝負。司会 のEXIT(兼近大樹、りんたろー。)が軽快なジョークで場内の空気をなごませるも、スタジオにはすでに ピリッとした緊張が漂う。ファイナリスト達はそれぞれの人生をかけてきただけに、思いの強さはハンパない。

まずAブロックでトップに立ったのは谷村新司の代表曲「昴」を16歳というみずみずしい歓声で熱 唱した東亜樹。ただでさえ難しい歌を透明感のあるボーカルでまっすぐに歌い切った。

続くBブロックは この9人の中でも評価の高い3人が集まったまさに“死のブロック”。ここで1位に躍り出たのはTHE HOOPERS(イケメン女子によるボーカルユニット)でメインボーカルとして活躍していた福田未来。彼女は審査委員長の松崎しげる氏の楽曲「私の歌」を、本人の前で力強く歌い上げ、ゲスト審査員達を感動で震わせた。福田はこれまで敗者復活というギリギリの状態で勝ち上がってきた経緯があっただけに、1位になった瞬間に感情が爆発。場内も大いにどよめいた。

©トロット・ガールズ・ジャパン製作委員会

最後のCブロックでは最年長の歌心りえが渡辺真 知子の「唇よ、熱くキミを語れ」を、まるで自身の持ち歌のようにのびのびと歌唱。深みのある歌声で場 内を圧倒した。 3人の優勝候補が出そろったところで、審査は最終段階へ。果たして優勝者は若い感性の東亜樹か、ア イドルからの脱皮をはかる福田未来か、そして圧巻の表現力と説得力を持つ歌心りえか……。勝者は各審 査員の票と一般審査員の票にゆだねられた。

その結果、過半数の審査員が福田に投票”。ここで第1回『ト ロット・ガールズ・ジャパン』の優勝者は福田未来に決定した。彼女は再び号泣し、「音楽を諦めなくて よかった(泣)」と声をつまらせた。夢を追い求め、自分を信じた彼女は視聴者にも多くの感動を与えたようで、SNSでは一時、#トロットガールズジャパンがトレンドになったほど。 

©トロット・ガールズ・ジャパン製作委員会

こうして4ヶ月に渡るオーディションは終了となったが、トロット・ガールズ達の活動がこれで終わるわけではない。3月17日にはTROT GIRLS JAPAN 2024としてスペシャルなライブが東京LINE CUBE SHIBUYAで開催予定だ。

“トロット・ガールズ”たちの多くは、すでに熱いファンから支持を集めており、それぞれの活躍も期待されている。オーディションで鍛えられ、大きく成長した歌姫達の歌を、ぜひライブ で堪能していただきたい。

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