「娘はまだ0歳なのに」夫が突然死…遺された妻の思いを描く漫画作品

皆さんは、もしある日突然パートナーを失ったらと考えたことはありますか？考えたくもないつらい話ですが、実際にそういったつらい別れを経験した人もいるでしょう。健康とは、どれほど大切なことか、家族を持って痛感した人も少なくないはずです。わが子の成長を見守り、大切なパートナーとかけがえのない時間を過ごしたいですよね。今回ご紹介する作品はリコロコ(@ricoroco.2019)さんがインスタグラムで掲載した連載漫画です。『「当たり前」を失った朝』をご紹介します。ダイジェスト版でどうぞごらんください。

おはよう、と応えてくれる日常が一変した日

この作品はリコロコさんのフォロワーさんの実体験を基に描かれたエピソードです。フォロワーさんは愛する夫とわが子と幸せな日常を過ごしていました。

いつもの時間に夫を起こしに行ったフォロワーさん。しかし、夫に何度声をかけても起きる気配はありません。フォロワーさんの声は二度と夫には届かないのでした…。

早すぎる夫の死、心は悲しみでいっぱいに

夫は朝が早く夜も遅い激務をこなしていました。しかしそれでも家族のためにと懸命に働いていました。フォロワーさんもそんな夫の気持ちを理解し、支えようとワンオペ育児でつらいときがあっても乗り越えてきました。

そんなある日、突然夫は心不全でこの世を旅立ちます。神様はなんと残酷な人生を強いるのでしょうか…。フォロワーさんの悲しみに心が痛みます。夫自身も、愛する家族ともっと一緒にいられることを疑わなかったはず。突然の死は何の前触れもなく「今度の休みに」というささいな楽しみさえ奪い去ります。

命はいつか終わるとわかっていても、あまりにも深い悲しみだったことでしょう。

誰の命にも「絶対」はない、今この瞬間を大切に

当り前の日常、それは実は奇跡の連続で、腹立たしいこと、つらいこと、うれしいことに心を動かされるのも、命あってこそです。夫婦間では、一緒に過ごしていく中ですれ違うことがあるかもしれませんが、そばにいて健康でいられる日々の貴重さを忘れずにいたいですね。

誰にだって、明日が当たり前にやってくる確証はどこにもありません。毎日、何事もない日常を過ごせる奇跡を思い出させてくれるエッセー作品です。

著者：ママリ編集部