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【家計管理】1年に200万円貯める主婦の家計管理のカギは「4種類のお金」

  • 2024.2.23

ここ5年間、1年あたり最低200万円は貯めている節約主婦の筆者ですが、節約のほかに、資金管理としてお金を分けて管理することが大切と思っていて、そのノウハウを特別に教えます。

■お金は4つに分ける!中でも重要なのは1年以内に使う「もうすぐ使うお金」

筆者は家計を大きく4種類に分けており、それは生活費など①「普段使うお金」、働けなくなった時の(生活防衛のための)②「取っておくお金」、投資などで増やす③「老後に使うお金」と1年以内に使う予定のある④「もうすぐ使うお金」(特別費)で、中でも重要なのは最後の④「もうすぐ使うお金」です。

当然、今年中に使う予定の「もうすぐ使うお金」については、項目とおおよその額をリストアップしてあります。

■2024年に必要な「もうすぐ使うお金」の具体例は……

なぜ「もうすぐ使うお金」が大事かというと、“大きな支出額(特別費)を制するものこそが家計管理を制する”と考えているからです。

一般に意識が向く項目として、①「普段使うお金」と②「取っておくお金」、③「将来のためのお金」はよいのですが、意外と④「もうすぐ使うお金」という項目でお金を準備するという視点は忘れがちです。

1年以内に使う大きな支出額でもある特別費として考えられるのは、自動車税や固定資産税などの税金、子どもの学費や習い事代金、毎年の帰省にかかるお金などです。

これらは、一つひとつは少額かもしれませんが、一覧にすると結構な額になります。これらは①の「普段使うお金」とは別で管理したほうがよいでしょう。筆者もそうしています。

もちろん、事前に想定できない出費もあります。たとえば筆者の家庭では、昨年は、突発的な支出として、水漏れのため蛇口交換によるリフォーム代や、法事を兼ねて旅行することになったので、その費用もかかりました。

このように、どんなに事前に計画・想定していても、突然、まとまった出費を強いられることがあります。

しかし、だからこそ、事前に出費が予定されていることについては明確に意識して、取り分けておく必要があるのです。「いつかは分からない、2年後、3年後にあるかもしれない」ことにまで準備するのは難しいものですが、「ここ1年でまず出費が必要になるであろう」ことについては、しっかりと備えておくべきです。

■使いたい時に払える状況にしておく

④「もうすぐ使うお金」を管理するには、①「普段のお金」のための口座とは分けたほうがよいでしょう。銀行によっては、一つの口座内で目的別貯金を作ってくれる場合があるので、活用もできます。

ここで、「もうすぐ使うお金とはいっても、今すぐ出費が必要ではないのだから、老後に使うお金などと一緒にしてもいいのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、それは違うと思います。

なぜなら、③「老後に使うお金」などは主に投資・運用にあてられているため、現金化するのに時間がかかることがあるからです。株や投資信託を売って資金を動かすのに時間がかかりますし、そもそも「今売らないほうがいい」というタイミングもあります。

このため、④「もうすぐ使うお金」もある程度、現金で用意しておいたほうがよいでしょう。

俯瞰して年間の家計を管理できれば、“特別費”である④「もうすぐ使うお金」が多くかかる年でも乗り切れるものです。参考にしてみてください。

文・谷口久美子(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部

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