自衛隊員も驚く米軍基地のロッカー問題→なんでアレを持っていないとダメなの…【米軍基地で働いてみた(40)】

＜自衛隊員も驚く米軍基地のロッカー問題→なんでアレを持っていないとダメなの…＞米軍基地で働いてみた[#40]

今回も私がアメリカ軍基地で働いていた時のお話です。

日本人には当たり前になっていますが、日本式のコンビニや様々なサービスの充実ぶりに驚くアメリカの兵士も多かったのですが、逆に、米軍基地内の施設に驚く、外部からの来訪者もいるんです。

米軍基地のスポーツジムには、たまに日本の自衛隊員がやって来る事があるのですが、「ロッカーを使おうと思ったら、鍵が無かった。隣のロッカーには鍵がついてるのに…。」と私達スタッフに訴えてくる事件が頻発します。

更衣室には有料の月極めロッカーと、当日誰でも利用可能なロッカーが完備されているのですが、なんと米軍基地のロッカーには鍵がついていません。

では、どうするかというと、自分で鍵を用意するんです。
もちろんアメリカ人の兵士たちは心得ているので、手ぶらで来るか、ロッカー使うつもりなら鍵を持ってきます。

それを自衛隊の方に伝えると「えっ！？」と皆さん、決まってキツネにつままれたような顔をするんです。

日本ではナンバーロックなど何らかの鍵が付いているロッカーが一般的なので、彼らの気持ちもわかりますが残念ながらここは米軍基地。全てがアメリカ式です。
とは言っても、困ってしまう人も多いので、対応策として、ウエイトルームやカーディオルームに荷物置き用の棚を設置しました。

ワークアウト中でも、目の届く場所に荷物を置いておけるので、利用者にも好評です。
何よりも防犯カメラも稼働してるので、取りあえずの課題は解決したと思います。

そんなある日、少し人数の多いUnit（部隊）が数組到着しました。

前日までは閑散としていたスポーツジムが、出勤してみたらイモ洗いのごとく混雑しており、次から次へとやって来る兵士の対応に、スタッフみんなであたあたしている時です。
ひとりの兵士が「Excuse Me」「Excuse Me！」「Excuse Me！！！」と必死に叫ぶ兵士が…。

一体、この兵士に何が起きたのか、米軍基地ならではのトラブルの続きは下の関連記事に続きます！