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【東京/有楽町】無料でメディアアート体験できる【SusHi Tech Square】知ってる?室内でおもいっきり遊べる穴場スポット

  • 2024.2.23

こんにちは!MORE“TOP”インフルエンサーズ、東京⇄富山の2拠点生活を送る取材・インタビューライターの【岩井なな】です♡

有楽町駅すぐにある【SusHi Tech Square(スシテックスクエア)】という施設を知っていますか?無料でアート体験ができる屋内施設ということで、「体験」が大好きな私はとても気になり、遊びに行ってきました!現在開催中の【都市にひそむミエナイモノ展】では、体験型の展示が多くあり楽しくアートに触れることができます。
人気の銀座エリアからもほど近く、まだまだ寒い日が続きますが、休日のデートスポット&家族でのお出かけスポットとしておすすめ。今回の記事では、SusHi Tech Squareのアクセス方法から利用方法、ミエナイモノ展の見どころまで詳しくご紹介します!

有楽町駅徒歩1分でアクセス【SusHi Tech Square(スシテックスクエア)】

SusHi Tech Squareへは、有楽町駅から徒歩1分ほどでアクセスすることができます。「SusHi Tech TOKYO」の文字が目印です。
「SusHi Tech」って何?と思った方がいるかもしれません。これは「Sustainable High City Tech」の略。世界が直面する困難に立ち向かうためのテクノロジーやアイデアを集結させ、高い技術力で持続可能な価値を生み出そうとする東京都の取り組みのことです。
その取り組みを“発信”“実践”する拠点として、2023年8月にSusHi Tech Squareがオープンしました。

SusHi Tech Square1階では、2023年12月15日(金)から2024年3月10日(日)の期間で「都市にひそむミエナイモノ展」を開催中です。アートとテクノロジーを掛け合わせた体験型展示を、無料で鑑賞・体験することができます。
写真&動画撮影OKなので、思い出作りにもぴったり。映えるアート作品がたくさんあります。
子供はもちろん大人も夢中になれる体験型メディアアートを都会のど真ん中で楽しめる穴場スポット。私も夢中になって遊んでしまいました…!

アート×テクノロジーの体験型展示に夢中!【都市にひそむミエナイモノ展】

SusHi Tech Squareで開催中、都市に潜むミエナイモノ展の見どころをまとめました。
平日は21時、土日は19時までオープンしているので仕事終わりにふらっと立ち寄っても、日中に目的を持って訪れてもいいでしょう。

VR空間上で、名建築の内部を散策!

都市にひそむミエナイモノ展へ足を踏み入れると、まず展示されていたのはgluon + 3D Digital Archive Projectの「Metabolism Quantized」。建築、都市の記憶を後世に残すことができるのか?を私たちに問いかける体験型デジタルアート作品です。
タブレットでVRアバターを操作して、今や役目を終えていたりすでに解体されていたりする名建築の中を歩き回れるというものです。

タブレットの操作は最初は少し難しく感じましたが、アートコミュニケーターさんがお手本を見せてくださって、すぐにコツを掴めました。
都市に潜むミエナイモノ展ではアートコミュニケーターが常駐していて、SusHi Tech Squareでのアート鑑賞のアシストをしてくださいます。この日は、アートコミュニケーターの岡田さんが案内してくださいました。

アートコミュニケーター 岡田さんから来場者への「未来にどんな場所の記憶を残したい?」の質問に、「実家を残したい」「植物、森を残したい」などさまざまな意見が行き交いました。
私は、今の東京の様子を残したいです!未来で見ると、発展しているか衰退しているか気になります。

自分にとっての「聖地」はどこ? 思い出の場所に思いを巡らせる

ハンガリー出身のアーティスト セマーン・ペトラさんの「About their distance」では、現実とフィクションの景色に境界はあるのかを問いかけてます。
アニメやドラマの舞台となった場所をめぐる「聖地巡礼」。巡礼者の目には、その場所での現実の景色が、映像世界の景色と重なり合って見えているのではないか。

ちょうど先日、旅行先でアニメの舞台となった場所を訪れました。登場人物の「○○ちゃん」が寝そべったベンチ…確かに現実世界と映像世界が混じって自分の目に映ったような気がします。

来場者にとっての聖地にポストイットを貼って、アート作品に参加できるおもしろい企画も。
さまざまな文化や観光スポットがひしめく東京23区内は、とくに多くの人にとって「聖地」がある場のよう。自分にとっての聖地はどこか、他の来場者の聖地はどこか、思いを馳せるのはおもしろかったです。

学習するAIと人間の対決 AIにバレずに横断歩道をわたり切ろう!

SNSでバズったことから、私も気になっていたTomo Kihara & Playfoolの「How (not) to get hit by a self-driving car」。道路を渡る人間を見つける訓練をしてきたAIにバレないように、横断歩道を渡るゲームに参加できます。
ポージングを工夫したりカラーコーンで姿を隠したりして、人間と認識されないようにしながら、AIにバレないように横断歩道を渡り切るのは至難の技です。
なんとこのAI、ゲームを通して学習していくので、難易度は上がるばかり。それでも、ゲームクリアしている参加者が数組いらっしゃいました!
ブースの横にあるモニターで、海外で他の人が挑戦している映像が流れているので、それを参考にしてからチャレンジしてみると勝率が高まるかもしれません。

「山の裏」にはどんな世界が広がっている?

藤倉麻子さんの「あの山の裏/Tire Tracker」は、まさにミエナイモノを想像する展示。現代都市の「楽園」はどこにひそんでいるのか?と問いかけます。
かつては、山の裏には楽園や死後の世界があるとされていました。
山の裏にはどんな世界があるのか想像を膨らませながら、きれいな映像が流れている大きなモニターの真ん中にある隙間に入ってみましょう…どんな世界が広がっているかは、来場者だけのお楽しみです。

人工子宮について、自分でとは別の立場から考えてみるロールプレイング型インスタレーション

長谷川愛さんの「Parallel Tummy 2073」では、未来の技術によって人々の生き方はどのように変わるのか、人工子宮が可能になった未来をイメージします。
自分とは別の年齢や性別、職業の人物になりきってワークショップ形式で複数人が話し合います。自分ではない立場になると、感じるメリット・デメリットが大きく異なるので、未来の技術をより多くの人の立場に寄り添って考えることができるという気づきがありました。

ずっと見ていたくなる人工生命の小さな家族「かぞくっち」

菅野創さん、加藤明洋さん、綿貫岳海さんによるアート作品「かぞくっち」。どこかで聞いたことがあるような響きです。
かぞくっちの家で小さなロボットが東京都を模したジオラマの中を動き回る様子を観察し、人工生命は環境からどんな影響を受けるのかを考えます。このロボットの中で暮らすのがデジタル生命体がかぞくっちです。

かぞくっちは、時間帯やそれに伴う明るさの変化などで、行動パターンが異なってくるのだとか。1日を10分としたかぞくっちの1日を観察すると、行動パターンが掴めてくるかも!?
70分に1回訪れる「繁殖期」のかぞくっちの動きにも要注目です。

都会が好きなかぞくっちの世帯や、逆に田舎が好きなかぞくっちの世帯などがあり、とても興味深かったです。ピコピコ音を出しながら動き回るかぞくっちの様子に癒されました。
2024年2月24日(土)には、かぞくっちの行動を情報として登録したNFTを紐解くイベント「人工生命体家族“かぞくっち”31世帯の88日間を振り返る〜彼らは環境からどんな影響を受けたのか?〜」が開催予定です。

AI同士が複雑な問題について議論 導き出す結論はまるで人間が出したかのよう

Qosmoさんの「Artificial Discourse: すばらしい新世界に向けて」では、AIで生成された3人が環境問題など難しいテーマについて議論をしている様子が流されています。
導き出す結論は、当たり障りのないものになりがち。これは、普段の私たちが議論で導き出す結果とよく似ているような…。AI同士の会話に耳を傾けてみてくださいね。

思考の遊び場【プレイグラウンド】&オリジナルステッカーがもらえるスタンプラリー

ここまでご紹介したメディアアート作品は、SusHi Tech Square1階に展示されています。同じスペース内のテーブルと椅子、ハンモックなどが設置されている場所を「プレイグラウンド」と呼び、だれでも自由に使うことができます。
プレイグラウンドは、蓋つきであれば飲み物の持ち込みもOK!電源やWi-Fiも完備していて、ちょっとした休憩や作業にぴったりなスペースです。

都市にひそむミエナイモノ展開催中の金曜19時からは「金曜夜の哲学カフェ」とし、参加者同士の交流の場が設けられています。アート作品からの問いを受け止めながら、お互いの話に耳を傾ける時間を過ごすことができます。

アートに関する本、子供用のおもちゃなどもあり、アート鑑賞の合間に自分の興味が赴くままインプット・アウトプットができるなかなかないおもしろい環境です。


スタンプラリーですべてのスタンプを集めると、都市にひそむミエナイモノ展のキャラクター「ぷかぁ」のオリジナルステッカーがもらえます!SNSフォローでいただける缶バッジと一緒に、私もいただきました。
ぷかぁは会場のいたるところにひそんでいますよ。

SusHi Tech Squareは仕事終わりや雨の日でも楽しめるおすすめスポット

東京・有楽町エリアのSusHi Tech Squareで開催中、都市にひそむミエナイモノ展をご紹介しました。
平日の夜に訪れましたが、多くの来場者で賑わっている様子でした!大人も好奇心に任せてアートを鑑賞し、未来を想像したり、自分なりの意見を持ったりと、能動的に楽しめるところが魅力的。お仕事帰りのリフレッシュに訪れるのもいいでしょう。屋内型の施設のため、雨の日のお出かけスポットとしてもおすすめです。
都市にひそむミエナイモノ展は2024年3月10日(日)までの開催、入場無料です。お見逃しなく!!

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