1. トップ
  2. グルメ
  3. 今日のギフト:〈オザワ洋菓子店〉のイチゴシャンデ

今日のギフト:〈オザワ洋菓子店〉のイチゴシャンデ

  • 2024.2.22
今日のギフト:〈オザワ洋菓子店〉のイチゴシャンデ

洋菓子を愛するあの人へ
愛らしい姿に心ときめくロングセラー

〈オザワ洋菓子店〉のイチゴシャンデ

〈オザワ洋菓子店〉のイチゴシャンデ
イチゴシャンデ(小)250円。ほかに(大)290円、(特大)380円もあり。
〈オザワ洋菓子店〉のイチゴシャンデ
チョコレートの中はこんな感じ。イチゴに生クリームのお帽子。チョコレートは香りと風味を際立たせるよう数種類をブレンドしている。
〈オザワ洋菓子店〉のイチゴシャンデ
こちらは12個入りの箱。ギッシリ並ぶ様子が何ともかわいい。
〈オザワ洋菓子店〉のイチゴシャンデ
創業時から大切に受け継がれる包装紙。クラシックなデコレーションケーキのイラストにも痺れます。

本郷で半世紀、地元の洋菓子屋さんとして親しまれる〈オザワ洋菓子店〉で、色褪せぬ人気を誇るのが看板商品の「イチゴシャンデ」。イチゴが今よりもっと酸っぱかった50年ほど前、初代の小澤久さんが「イチゴをおいしく食べられるお菓子を」と、試行錯誤を重ねて考案したものだ。

イチゴの上に固く泡立てた生クリームをトッピングし、足元にはバターをたっぷり使ってサクサクに焼き上げたクッキーを敷き、チョコレートでコーティング。甘・苦・酸のバランスとさまざまな食感が楽しめる名作が生まれた。現在は2代目の小澤武志さんがその味を受け継いでいる。

印象的なネーミングは、「イチゴのシャンデリア」を意味するオリジナルの造語。当時のイチゴは小粒で形が尖っていたので、チョコレートをコーティングしたシルエットが明かりを灯すロウソクのように見えたのだとか。現在のシルエットがずんぐりと丸いのは、品種改良によりイチゴが驚くほど甘く大きくなったため、と聞けば納得する。

シルエットは変われども、味わいはあえて「酸味のある」イチゴを選び、おいしさの黄金バランスを保っている。パリパリとしたチョコレートの歯ごたえとイチゴの甘酸っぱさの妙は、ノスタルジックな気分に誘(いざな)う不変のおいしさだ。

色鮮やかな花束と手描きのロゴが描かれた、創業時から変わらぬ包装紙もまた愛らしくて、思わず誰かに手渡したくなる。

Information

オザワ洋菓子店

TEL:03-3815-9554
Instagram:@ozawayougashiten
注文方法:店頭販売(予約がおすすめ)

元記事で読む
の記事をもっとみる