1. トップ
  2. レシピ
  3. バターたっぷりのシュー生地でつくる"パリ風ニョッキ"

バターたっぷりのシュー生地でつくる"パリ風ニョッキ"

  • 2024.2.22

シュークリームのシュー生地でつくるニョッキとクリームソースの相性は抜群!バターで炒めたパン粉をふりかけて、香ばしさとカリッとした食感をプラスします。フランス料理研究家の上野万梨子さんに、フランスならではの料理とお菓子を教えてもらいました。

バターたっぷりのシュー生地でつくる"パリ風ニョッキ"

■“パリ風ニョッキ”のつくり方

生地を焼けばおつまみのグージェールに、揚げれば揚げシューに。
仕上げに鶏むね肉やささみを加えて、さっと火を通してもおいしい。


◇材料 (2人分)

A :
・ 牛乳:60ml
・ バター:25g(食塩不使用)
・ 塩:少々
・ 小麦粉:35g(ふるったもの)
・ 溶き卵:1個分
・ グリュイエールチーズ:25g(すりおろし)
B :
・ 牛乳:1カップ
・ 濃いめのチキンスープ:1カップ
バター:15g(食塩不使用)
シャンピニオン:60g(6~8等分に切る)
新玉ねぎ:60g(くし形に切る)
小麦粉:大さじ1
生クリーム:大さじ2
塩:少々
ナツメグ:少々
バター:適量
パン粉:適量


(1)シュー生地をつくる
小鍋にAの牛乳、バター、塩を入れて火にかけ、バターが溶けたらいったん火からおろして、小麦粉を一度に加えて木ベラで練る。

シュー生地をつくる
シュー生地をつくる
シュー生地をつくる
シュー生地をつくる

(2)生地をまとめる
再び弱火にかけ、生地が鍋底から離れてひとかたまりになったら火からおろす。

生地をまとめる
生地をまとめる

(3)卵とチーズを加え練る
Aの溶き卵を何回かに分けて加えながら、十分に練り混ぜ、さらにチーズも加えて混ぜる。これで生地は完成。

卵とチーズを加え練る
卵とチーズを加え練る
卵とチーズを加え練る
卵とチーズを加え練る

(4)牛乳を煮立たせる
鍋にBを入れて火にかけ、煮立ち始めたらごく弱火にする。直径1.5cmの口金をつけた絞り袋に③の生地を詰め、2cmくらい絞り出しながら切り、スープの中に落とす。

牛乳を煮立たせる
牛乳を煮立たせる
牛乳を煮立たせる
牛乳を煮立たせる

(5)ニョッキをつくる
そのまま煮立てないように約5分ゆでてニョッキをつくる。指で触って弾力があればOK。すくって網に上げる。スープはこしてから冷まして350ml取っておく。

ニョッキをつくる
ニョッキをつくる

(6)玉ねぎを炒める
別鍋にバターを熱してシャンピニオンを炒め、しっとりしてきたら玉ねぎも加えて軽く炒める。

玉ねぎを炒める
玉ねぎを炒める

(7)煮る
上から小麦粉を直接ふりかけ、⑤で取っておいたスープを加えて約10分煮る。

煮る
煮る
煮る
煮る

(8)バター炒めパン粉をつくる
フライパンにパン粉、バター各適量を加えて中弱火で全体に香ばしく色づくまで炒め、塩で味をととのえる。

バター炒めパン粉をつくる
バター炒めパン粉をつくる

(9)仕上げ
⑤のニョッキを加えて温め、仕上げに生クリーム、塩、ナツメグを加える。器に盛り、バター炒めパン粉をふって完成。

仕上げ
仕上げ
完成
完成

――教える人

「上野 万梨子 料理研究家」

東京生まれ。大学時代より料理研究家の飯田深雪氏に師事。料理家を志し、パリに留学する。1976年、ル・コルドン・ブルー・パリ校卒業。帰国後の77年、東京の実家にてフランス料理教室をはじめる。80年、「オムレツやスープもフランス料理です」というメッセージをこめた初めての著書『シンプルフランス料理』(文化出版局)を上梓。重厚なイメージだったフランス料理を日本の家庭に普及させた功績は大きい。基本の上にたつ自由な発想の料理と、新しい時代を開く料理家としての生き方で人気を博す。多くの雑誌やテレビなどの媒体で活躍するなか、91年、パリ左岸に自宅を移す。以来、日本とフランス、二つの国の食と生活文化に関わる企画・編集・発信を続ける。『WA-fumi, à la rencontre des saveurs du Japon』(Flammarion)、初の書き下ろしエッセイ『パリのしあわせスープ 私のフランス物語』(世界文化社)、『アペロでパリをつまみ食い』(光文社)、『小さなフランス料理の本』(NHK出版)など著書多数。


※この記事の内容は、『技あり!dancyuバター』に掲載したものです。

文:瀬川慧 撮影:武田正彦

元記事で読む
の記事をもっとみる