1. トップ
  2. ファッション
  3. 東京靴流通センターはダサいのか? 立ったまま履ける「スパットシューズ」はナイキ超えの掘り出し物

東京靴流通センターはダサいのか? 立ったまま履ける「スパットシューズ」はナイキ超えの掘り出し物

  • 2024.2.22
東京靴流通センターの店舗画像
あなたの街に東京靴流通センターはありますか?(C)サイゾーウーマン

皆さん、東京靴流通センターという靴の専門店をご存じでしょうか。シュープラザ、靴チヨダなどを展開する株式会社チヨダの運営店の一つで、私の家の近所にも店舗があるのですが、ネット上を検索すると「ダサい」というコメントが多数見受けられます。

実際、私自身も店の前を通るたびに、よくいえば「庶民的」悪くいえば「パッとしない」靴の専門店と感じていたのですが、実は掘り出し物があるといううわさを聞きつけ、早速店舗に足を運んでみました。

※価格はすべて税込。
※価格や商品は2024年2月20日時点の情報です。
※価格や商品は店舗によって異なります。詳細は公式サイトをご覧いただくか各店舗にお問い合わせください。

目次

・東京靴流通センターの特徴・売り
・東京靴流通センターで買えるスパットシューズとは?
・スパットシューズの履き心地
・スケッチャーズのスリップインズとスパットシューズを比較

東京靴流通センター、オシャレな雰囲気はないけれど……機能性×低価格が売り?

東京靴流通センターに到着しました。

東京靴流通センターの店舗画像
2,079円でスニーカーが買える!(C)サイゾーウーマン

店の前には、SALE品がズラリと並んでいます。スニーカーが「スペシャルプライス」として2,079円で大量に販売されており、安いといえば確かに安いものの、デザイン的な面では“何の変哲もない”ものばかりと感じてしまいます。

店内中央には、にも「決算SALE 大量プライスダウン」というポスターが所狭しと貼られており、やはりオシャレな雰囲気はなく……「安さが東京靴流通センターの最大の売りなのかな?」という印象を受けました。

チヨダオリジナルブランド「バイオフィッター」のスニーカー画像
チヨダオリジナルブランド「バイオフィッター」は機能性◎(C)サイゾーウーマン

ただ、入口からすぐのところに山積みになっていた「バイオフィッター」なるチヨダオリジナルブランドのスニーカー(セール価格4,290円)は、公式サイトによると「スポーツ医学の観点から『歩く』を科学した数々のスペックや機能でご家族の健康をサポートする靴」だそう。

デザイン的に洗練されているわけではないものの、“機能面で優れた靴”を低価格で販売しているのが、東京靴流通センターの特徴といえるのかもしれません。

東京靴流通センターで買えるスパットシューズは立ったまま履ける! 価格はナイキの約3分の1

さて、今回の私のお目当ては「スパットシューズ」。現在2歳の子どもを育てている私は、普段、動きやすいスニーカーを愛用しているのですが、着脱時にかがんで靴紐を結んだりほどいたりしなければいけない面倒くささに悩まされていたんです。

そんな時、SNSで手を使わずに履ける「ナイキ ゴー フライイーズ」がバズッていることを知りました。

ナイキオンラインストア「ナイキ ゴーフライ イーズ」のページ画像
ナイキオンラインストアより

ヒールが回転軸で開き、完全にハンズフリーで着脱できるという夢のようなスニーカーで、即「買う!」と決意したものの、値段は1万6,830円……!! 今の私の懐事情からすると高すぎるなと購入をためらっていたんです。

そして、もっと安い類似品はないものかと探していたところ、見つけたのが「スパットシューズ」。もともとはアメリカのブランドであり、現在はチヨダのプライベートブランド「セダークレスト」の商品で、2022年の発売以降、メンズ・レディースともにさまざまなデザインのアイテムを展開しているそうなのですが、価格帯は4~5,000円程度と、ナイキの約3分の1の出費で購入できます。

東京靴流通センターの「スパットシューズ」コーナーの画像
東京靴流通センターの「スパットシューズ」コーナー(C)サイゾーウーマン

私が訪れた東京靴流通センターの店舗でも売れているのか、店内中央にスパットシューズコーナーが設置されていました!

東京靴流通センターのスパットシューズはクセになる履き心地

ここでスパットシューズの機能面について紹介したいと思います。

東京靴流通センターの「スパットシューズ」コーナーの画像
さまざまなデザインを展開する「スパットシューズ」(C)サイゾーウーマン

なんでも、かかと内部が傾斜形状になっており、足が入りやすい造りになっているそうなのです。確かに、かかと部分が硬めで、後ろに反っているのがよくわかります。また靴紐がついているデザインのものもあるのですが、ゴム素材の靴紐がスニーカー自体についている仕様なので、結ぶ必要はありません。

キャンプなどのアウトドア時や引っ越し時など、靴の着脱頻度が高いシーン、また、子どもを抱っこしていたり、大きな荷物を持っている際の外出・帰宅時にも重宝しそうです。加えて、妊娠中なので屈むのがつらいという人にも持ってこいなのではないでしょうか。

東京靴流通センターの「スパットシューズ」コーナーの画像
靴紐ナシの「スパットシューズ」も(C)サイゾーウーマン

今回、私が目をつけたのは、昨年秋に発売されたニュアンスカラーの色味が特徴のシリーズ(品番CC-2507)。色はキャメルを選び、試着させてもらいました。値段は4,950円です。

「スパットシューズ」キャメルの画像
ニュアンスカラーが可愛い「スパットシューズ」。かかとの部分が反っている!(C)サイゾーウーマン

私は普段、24.5cmもしくは25.0cmの靴を履いているため、まずは24.5cmを試したのですが、足を入れようとしても全然入らない!? スパッと履けないどころか、靴の入り口で足をごそごそさせて、なんとかINできたというような状態でした。

これはサイズが合っていないと、25.0cmのほうを試してみたところ……今度は無事に立ったままスパッと履くことに成功しました!

一瞬、「あれ? ちょっときついな……」と感じたのですが、それはかかと部分のサポートがしっかりしているからのよう。一般的なスニーカーに比べ、かかとがキュッと締まる感じが強いんです。

ただ、指はある程度自由に動かせますし、幅も広めの印象。締め付けによる嫌な感じはまったくなく、歩けば歩くほど「なんだかクセになる履き心地だなぁ」と感動しました。

なお、脱ぐ際はスパッとはいかず……かかとがうまく抜けず、ややもたつきましたが、慣れればスムーズにできそうです。

スケッチャーズのスリップインズとスパットシューズを比べてみた

ちなみに、私が訪れた東京靴流通センターの店舗には、同じく立ったままハンズフリーで着脱が可能な「スケッチャーズ スリップインズ」も販売していたので試してみました。

東京靴流通センターにある「スケッチャーズ」の棚の画像
東京靴流通センターにある「スケッチャーズ」の棚(C)サイゾーウーマン

スリップインズは2万円以上するものもありますが、店頭に並んでいたのは約1万円のモデルで、スパットシューズとナイキのちょうど間くらいの価格帯。

しかし、履き心地に関してはスパットシューズと大して違いはナシ! これならスパットシューズを買ったほうがお得ではないか……と、購入を決意しました。

実際に履いて帰ってみたのですが、歩きやすい!

「スパットシューズ」キャメルの画像
初めて履いたのにサクサク歩けました(C)サイゾーウーマン
「スパットシューズ」キャメルの画像
横から見るとこんな感じ!(C)サイゾーウーマン

先ほども言ったように、かかと部分がキュッと締まっているのが気持ちよく、歩く際に安定感をもたらしてくれるんですね。

「スパットシューズ」キャメルの画像
この楕円形の部分がかかとをキュッと締めてくれます(C)サイゾーウーマン

また、ソール部分の厚みがあるので、雨の日にも気兼ねなく履ける点がありがたいと感じました。さらに、中敷きはハニカムメッシュなので通気性もよさそう!

「スパットシューズ」キャメルの画像
靴の裏もバイカラー(C)サイゾーウーマン

そして気になるデザイン面ですが、正直、結ばないタイプのゴムの靴紐が「少しダサい感じ……」と思っていたものの、遠目ではあまり気にならないのではないかと感じました。

「スパットシューズ」キャメルの画像
靴紐はゴム。よく伸びます(C)サイゾーウーマン

バイカラーの色合いが印象的で、合皮とメッシュの異素材が使われているのも可愛らしい!

ちなみに、スパットシューズには、地面から約4.0cm、約4時間水の侵入を防ぐ防水機能付きかつエアソールタイプのものも展開中。無難なデザインではあるものの、さらに充実した機能面をお求めの方は、こちらをチェックしてみてください!

正直、東京靴流通センターをなめていたところがある私ですが、スパットシューズは間違いなく掘り出し物。ナイキの類似品より値段が約3分の1と考えると、ナイキ超えといえるかもしれません!

少しでも気になったという人は、ぜひお近くの東京靴流通センターもしくはチヨダの運営店に足を運んでみてくださいね。

サイゾーウーマン編集部
芸能・ジャニーズ・美容・暮らし・カルチャーなど、さまざまな情報を独自の切り口で発信するニュースサイト

元記事で読む
の記事をもっとみる