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芸術家の年下男性と不倫関係に… 30代妻がハマった「中学校美術講師との密会」【前編】

  • 2024.2.21

スポーツや芸術など、何か能力に秀でた人に惹かれることは多いかもしれません。久実さん(仮名・34歳)もかつて、若手画家の男性に惹かれ、不倫に堕ちてしまったそう。当時どんな状況だったのか、詳しく話を聞きました。

育児の合間に、友人たちと食事

「夫とは友人の紹介で出会い、1年の交際を経て6年前に結婚しました。その後、私は出産を機に仕事を辞め、育児に専念するように。何かと忙しい日々を過ごしていましたが、やがて子どもが保育園に預けられる年齢になり、少し時間に余裕が持てるようになりました。
友人たちとも会えるようになったある日、何人かで集まって食事をしたんです。そのあと、近くにあったバーに立ち寄ったのですが、私はそこでひとつの出会いを果たしたのです」

若手画家との出会い

「私たちはテーブル席で飲んでいたのですが、カウンター席の隅で一人で飲んでいる男性の存在に気付きました。私よりも年下のようでしたが、どこか物憂げで、アンニュイな雰囲気を醸し出していて、なんとなく気になったんです。
お酒も入り酔いも回り始めたころ、私はトイレに立ったタイミングでその男性に会釈をしました。すると向こうも会釈を返してくれたので、少し隣の席に座り、話をすることに。彼の名は、誠也さん(仮名)。美大出身の27歳で、職業は画家。ただ、絵だけでは食べていけないので、中学校で美術講師もしているとのことでした」

ササッと描いてくれた絵に惹かれて

「私も絵を見るのが好きで、昔は美術展などによく出かけていたと伝えました。好きな画家の名前などを挙げると話も盛り上がって、嬉しかったですね。
そんな中、誠也さんがカウンターに置いてあったコースターを手に取り、ペンを出して裏側に何か絵を描き始めたんです。ササッと1分ほどの時間で描いてくれたのは、私の絵。手が込んだものではありませんでしたが、美しい線で描かれた絵を見て、キュンとしてしまいました。私は昔から芸術的センスのある人に惹かれてしまうところがあり、今回も完全にそのパターン。自分から連絡先を聞き出し、LINEでやり取りするようになりました」

アトリエのソファで…

「私が既婚者ということもあって警戒しているのか、誠也さんのほうから誘ってくるようなことはありませんでした。そんなある日、興味のある美術展があったので、私のほうから声をかけてみたんです。一緒に行こうという話になり、久しぶりに誠也さんと会うことができました。
さらに、帰りに食事をしたときに“絵を見てみたい”とお願いしてみたところ、“アトリエに来ますか?”と誘ってもらえたんです。まだ時間も遅くはなかったので、せっかくだからと伺わせてもらいました。
着いた先は、自宅兼アトリエのアパート。画材道具の独特なニオイが漂う、荷物の多い狭い部屋でした。大きめのソファがひとつあり、誠也さんはほぼそこで生活しているとのこと。そのソファに座りながら、絵を見せてもらいました。感想を交わし合っているうちに、次第に自然とカラダを寄せ合うようになって……。そのまま私たちは関係を持ってしまったんです」

“若手画家と不倫に堕ちた妻の告白”をご紹介しました。
自分にはないものを持っている人に惹かれることがあります。特別な感情を抱いてしまうのも理解できなくはありません。しかし、趣味の共有までで、終わらせるべきだったでしょう。
©Gherasim/Adobe Stock ©cherryandbees/Adobe Stock

文・塚田牧夫

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