誕生日や記念日など、お祝いムードを盛り上げてくれるものといえばシャンパンやワインもそのひとつです。お笑い芸人のように「ルネッサーンス!」とグラスを高らかに掲げたり、「乾杯~♪」とグラスをカチ~ンと鳴らしたり、そんなイメージがありますが、実はNGなんです。
テーブルマナーと比較して、思いのほかワインマナーを学ぶ機会は少ないもの。そこでこれから全3回に渡って、イラストレーターでワインエキスパートの資格を持つTamyさんの新刊「世界一おいしいワインの楽しみ方」(三笠書房/知的生きかた文庫)から、知ればすぐに役に立つワインの豆知識やワインマナーをご紹介します!
結婚式などのお祝いの席はもちろん、ママ友のランチ会、これから春に向けて卒入園行事などオケージョンの季節がやってきます。こっそり学んでスマートにふるまっちゃいましょう♪
■レストランでワインを注いでもらうときはどうすればいい?
まずはレストランでワインをサーブしてもらうときの振る舞いについて。
静かに待つべきか、でもグラスを持つのも変だし……と地味に悩むポイントかもしれません。
「日本ではお酌をしてもらうとき、グラスを持ち上げることや、手を添える習慣がありますが、ワインを注いでもらうときはグラスを持ち上げません」(Tamyさん)
「何をしなくてもいいんだ!」と胸をなでおろした人もいるのでは?
「ワイングラスはテーブルに置いたまま、あるいはそっと手を添えるだけで十分です」(Tamyさん)
グラスを持つことで安定感が損なわれ、量がわかりづらいのだとか。なんだかソワソワしてしまう時間ですが、これからは堂々と待つようにしましょう。
■「ルネッサ~ンス!」ワイングラス“カチン”はNGだった!
「君の瞳に乾杯!」とグラスをカチン……ドラマか映画かマンガか、こんなシチュエーションが登場するのはどの作品だったでしょうか。またワイングラスを手にすると、つい「ルネッサ~ンス!」なんて高らかに掲げてみたくなるものですが(笑)。
実は「乾杯~」でグラスをカチーンと合わせるのは実はマナー違反だったのです。
「ワイングラスは味や香り、色を楽しめるように、とても薄く作られています。ぶつけるとすぐに割れてしまうのです」(Tamyさん)
言われてみれば納得の理由です。ワインをおいしく飲むために作られたワイングラスですから大切に扱いたいものです。
「世界一おいしいワインの楽しみ方」(三笠書房/知的生きかた文庫)では、このほかグラスの持ち方などを詳しく解説しているのでぜひチェックを!
基本のワインマナーをおさえておけば、振る舞いにも自信が持てます。せっかくの楽しい時間を満喫するためにも、覚えておいて損はありません。
次回は白ワインと赤ワインの違いについてご紹介します。お楽しみに!
■書籍紹介
「世界一おいしいワインの楽しみ方」(三笠書房/知的生きかた文庫)
https://www.amazon.co.jp/dp/4837988466
全3回でお届けするワインマナー特集。3回目の2月26日には嬉しいプレゼントのお知らせがありますので最後までお楽しみに!
出典:「世界一おいしいワインの楽しみ方」(三笠書房/知的生きかた文庫)
取材協力/三笠書房・知的生きかた文庫 構成/mamagirlWEB編集部