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大人が意外と知らない「19×18」→ 数秒で解く方法

  • 2024.4.3
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「インド式計算」と呼ばれる計算方法を聞かれたことはあるでしょうか。

これは、日本で習う九九のように全てを暗記する方法ではなく、簡単に計算できるよう工夫された計算法です。

最初は紙に書いて計算しても大丈夫。少し慣れれば、1~19までのかけ算が暗算でできるようになります。

問題

19×18

まずは普通に筆算をして、何秒かかったか計測してみてください。

解答

答えは「342」。

正解に辿り着くことは難しくありません。

今回は、正解に辿り着くための「発想」を覚えましょう。

解説

19×18
・どちらかの2けたの数字と、もうひとつの数の1の位の数字をたします。
→19+8 or 18+9
=27
上記で足した27に10を掛けます。
→27×10=270
次に1の位の数字どうしをかけます。
→9×8=72
それぞれの答えを合算すると答えが出ます。
27×10=270
9×8=72
→270+72=342

計算式のイメージ図

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青色の面積は19×10+10×8だから、(19+8)×10=270
そこに、黄色部分の面積 9×8=72を足します。
これを計算式に直すと、(19+8)×10+72=270+72=342

まとめ

冒頭でも述べた通り、インド式計算は簡単に計算する発想から生まれた方法です。

インドの教育水準が高いのも、この発想を大事にしているからかもしれません。

この計算法を身に付けると、常に「考える」ことが習慣になりメリットしかないと言っても過言ではないでしょう。

ここで紹介した内容は、インド式計算の基礎となります。脳トレにも最適な計算法を、ぜひ身に付けてください。

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


監修:SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。
日本数学検定協会認定「数学インストラクター」