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「ぼったくられても、もういいや…」日本人女性が一人旅でニューヨークへ→立て続けに見舞われた“悲劇の原因”とは

  • 2024.3.26
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今回は、patronato.evaluaさん(38歳・医療技術職)が海外で体験した“トラブルエピソード”をご紹介します。

6年前に一人でニューヨークを訪れたというpatronato.evaluaさん。2月に遊びに行ったのだそうですが、この選択をしたことで旅行中に大変なトラブルに巻き込まれることに…。一体、旅行中に何が起こったのでしょうか?

嘘でしょ!帰国できない…!?

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出典:PIXTA

2018年に一人でニューヨーク・マンハッタンへ行った時のこと。当時、中南米に住んでいた私は、冬を感じたくて2月に遊びに行くことにしました。実際に到着してからは、一人旅を満喫すべく、ニューヨークの街並みや普段は食べられないラーメンなども堪能。十分楽しんだ後、満足した私は帰路につくことにしました。

ところが、帰国を予定していた日に大雪に。スーツケースを引っ張るのも一苦労…。それでもなんとか移動し、帰りの便に乗ろうと地下鉄で空港に向かっていました。しかし、ここでひとつ目のトラブルに巻き込まれてしまうのです。

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出典:PIXTA

雪の影響か、まさかの地下鉄が立ち往生!英語ができなかった私は、車内で何度も流れるアナウンスを十分に理解できるわけもなく、途中の駅で降りる術を得ることもできず…。極め付けには、一番頼りになるであろう携帯電話を持っていませんでした。よって、ただただ車内で待つハメに。結局、1時間程度待ったのち、ようやく動いた列車。しかし空港に到着した頃には、チェックイン手続きは終了していて、帰国の飛行機には間に合いませんでした。

「帰れないなんて、どうしたらいいの…」

帰国できなくなってしまったことが確定した私は、困り果てた挙句「帰れないなんて、どうしたらいいんですか…」と半泣きで空港会社の方にかけ合いました。幸いなことに、何とか次の日の便を確保していただき、帰国の目処を立てることに成功!少しだけ安心するも、本当の問題はここから…。

急に1日延長で滞在することが決定したため、その日の夜、宿泊する場所が決まっていなかったのです。雪のためか、空港の利用客もほぼゼロ。私は空港近辺の情報も調べられず、仕方なくまた地下鉄に乗り、宿泊施設がある場所まで戻りました。

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出典:PIXTA

この時の時刻はもうすでに夜の9時。雪もしんしんと降り積もり、寒空の下、スーツケースを引きずりながら、何とか安価に泊まれるホテルに到着。ところが、ここでもまた不運なことが続きます。なんと、まさかの「満室」。今思えば、急に転がり込んできた客だったので、怪しいと思われたのかもしれません。ここで私の心は完全にズタボロ状態に…。半泣きどころか、ひとりで所構わず泣いていました。

結局その後に紹介された、予算より3倍も宿泊料金高いホテルに移動。この時すでにすっかり心が折れてしまい、もう体力的にも精神的にも限界に来ていた私は「たとえぼったくられても、もういいや…」と投げやりな気持ちでいて、他を探す気力もなかったのです。改めて振り返ってみると、治安も不安、乗り継ぎも思い通りにいかない、と立て続けに不幸が重なり、かなりの精神衰弱状態だったのだと思います。大幅な予算オーバーにもかかわらず、おとなしくそのホテルで宿泊し、翌日に帰国することとなりました。

反省点のある旅行に…

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出典:PIXTA

実はこの予算オーバーのホテル、ホテルの部屋自体は、大きい近代美術の絵画が飾ってあり、ベッドもキングサイズとかなり贅沢なものでした。ところが疲れ切っていた私は、日本の家族に泣きながら電話し、ほぼ寝落ち状態で就寝。せっかくのいい部屋を楽しむこともできずじまいに…。残念な思い出が残る旅行となってしまいました。

「冬のニューヨークの雪は、もっと時間を持って行動するべきだった」と反省した、海外でのトラブル体験でした。



提供:patronato.evaluaさん(38歳・医療技術職)

※記事内の画像はイメージです
※この記事では媒体で募集し集めた体験談を掲載しています
※記事内の情報は体験者の渡航時および記事執筆時点の情報です