ROCKな『ひな人形』に15万いいね　「なんか違うかな？」「この発想力」

今年の3月3日のひな祭りには、雛人形を出して飾りましたか？棚の上にお雛様とお内裏様だけをという方もいれば、代々受け継がれてきた複数段のものを飾ったという方もいるでしょう。

尾八原ジュージ（@GNekogasuki）さんがお家に伝わる“ちょっとだけ違う雛人形”をX（旧Twitter）に投稿すると、15万いいねが集まり（2024/03/04時点）、「笑った」「発想力すごい」「バンドやろうぜ」と話題になっています。

いったい何がちょっとだけ違うのでしょうか？

話題の五人囃子のお写真をご覧ください！

こちらは五人囃子の一番左側にいる「太鼓」担当の方ですね。左右にバチを持って音の大きな太鼓を……、これ、太鼓じゃない！スネアドラムだ！

そうなんです。尾八原ジュージさん家では、ずいぶん前に五人囃子の小道具の太鼓を紛失してしまったため、スネアドラムを叩くことになったのだそう。

意外に違和感がないような、スネアだと思って見るとそのチグハグさに笑いが込み上げてくるような、不思議な感覚になります！

五人囃子は、右から「謡い手（うたいて）」、「笛（ふえ）」、「小鼓（こつづみ）」、「大皮鼓（おおかわつづみ）」、「太鼓（たいこ）」、と左に行くにつれてどんどん音が大きくなるという順番で並んでいます。

最も大きな音を出しリズムで先導をとる「太鼓」はいわば五人囃子のリーダー的存在。リーダーが「オレはスネアでいく！」と言えば、他の四人も「じゃあ自分はフルートで」「僕はボンゴにしようかな」と臨機応変に対応してくれるかもしれませんね。

これは我が家に伝わる「小道具の太鼓を紛失してしまったためスネアドラムを叩くことになった五人囃子」です。ひな祭りなので。 pic.twitter.com/4m6GGCnwEn
— 尾八原ジュージ (@GNekogasuki) March 3, 2024

「ひな人形バンド見たいかも！」

こちらの投稿にはさまざまなコメントが寄せられていました。

大切にしてもらっているんだなぁ。なくなっちゃっても、新しい太鼓

紛失は気の毒だけど
この発想力

「なんか違うな？」と思いながらも普通に叩いてそうw

なぜか、ものすごい柔らかいスナップきかせてるめっちゃ美しいドラムロールの音が聞こえて来た

胴に「TAMA」とか「Pearl」とかそのうちひっそり書かれてそう

ひな人形フルバンドとかひな人形フルオーケストラとかもなんか映えそうな気がする

五人囃子drms「ぼくらも5人でもう1000年近く演ってますから、シーズンも決まってるし、ちょっとマンネリかなってメンバーと言ってたんですだからこれは意外で嬉しかったですよねちょうどよかったトラブルも楽しもうよ、やれるよって雰囲気になって」

我が家は「つまようじで太鼓を叩く五人囃子」が伝わっておます。

実家にあるお雛様の五人囃子は小道具の破損と紛失により、横笛と鼓担当にはエアーで盛り上げてもらっています。

小学生の時に友達のひな祭りに呼んでもらったんだけど、前日に弟さんが家の中でサッカーの練習して誤ってお雛様の首を折ってしまい当日バービー人形の首に変えられてたw

どうやら小物を違うもので代用するのは多くのお家でのあるあるのようです。

ちなみに、お人形屋さんから「道具がなくなった場合はバラ売りをしている可能性もあります、一度ご相談ください」との頼もしいコメントも。

今年も尾八原ジュージさん宅の五人囃子はご機嫌なビートで素敵な音を聴かせてくれたことでしょう！

取材協力：尾八原ジュージ（@GNekogasuki）さん