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『ふてほど』“粋なサプライズ”にSNSが大騒ぎ!公式が「今後も楽しみにお待ちください」と匂わせ

  • 2024.3.20
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金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』第8話より (C)TBS

3月15日に放送された『不適切にもほどがある!』(宮藤官九郎脚本)8話において、キョンキョンこと小泉今日子と、グルメリポーターとして知られる彦摩呂がサプライズでゲスト出演した。主人公・小川市郎(阿部サダヲ)がタイムスリップするきっかけとなった、喫茶店「SCANDAL」のお手洗いにあるポスターにて、序盤からキーパーソンだった小泉今日子。合わせて、ムッチ先輩(磯村勇斗)の「まさか!」な未来の姿に、SNS上が盛り上がった。

序盤からキーパーソンだった小泉今日子

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金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』第8話より (C)TBS

市郎が初めて昭和から令和へタイムスリップしたきっかけは、喫茶店「SCANDAL」のお手洗いに掲げられたキョンキョンのポスターだった。そっとめくると、向こう側は令和の「SCANDAL」。いわば小泉今日子は、このドラマの序盤からキーパーソン的存在だった。

松田聖子は中森明菜と並び、1980年代を代表するトップアイドル・小泉今日子。アイドル業から女優業へと滑らかにシフトし、現在は製作会社『明後日』を中心に、舞台の演出やプロデュース業、合わせて作家業にも力を入れている。

小泉今日子の地上波ドラマ出演は、2019年放送の『いだてん〜東京オリムピック噺〜』以来およそ5年ぶり。

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金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』第8話より (C)TBS

8話本編では、「SCANDAL」で静かに本を読んでいる小泉今日子本人と、ムッチ先輩が遭遇する。おそるおそる「キョンキョンですか?」と問うムッチ先輩の当惑加減と、怪訝ながらも「はい」と応対する小泉今日子のやりとりがコミカルに映る。

小泉今日子自身も「ドキドキしました」と言うほど、まさにサプライズに満ちた登場シーン。彼女が読んでいた本は、1988年に公開された主演映画『快盗ルビイ』の原作本だったところも、にくい演出だ。

当時をリアルタイムに生きたくない世代にとって、たまらない展開となった『不適切にもほどがある!』8話。公式SNSによると、まだまだ見逃せないサプライズが仕掛けられていそうだ。

「びっくり!」だけどなぜか納得感アリな彦摩呂キャスティング

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金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』第8話より (C)TBS

8話のサプライズゲストは、小泉今日子にとどまらない。最後の最後で、なんとムッチ先輩の令和の姿として彦摩呂が登場。「ムッチでーーす!」が決めゼリフ、バイクに跨ってカッコ良く疾走する、マッチ(近藤真彦)リスペクトなムッチ先輩が、まさかの姿になっていた。

あまりにもムチムチすぎる未来のムッチ先輩に、「ムッチ先輩」の名前の由来はここか……? と伏線が回収された心地にもなってしまう。8話放送後、彦摩呂マネージャーがSNSで「減量して撮影に臨みました!」と明かしているが、きっと大多数の視聴者がムチムチ具合に目がいってしまったことだろう。

今でこそグルメリポーターとして活躍する彦摩呂だが、かつてはアイドルグループ・幕末塾として活動していた、れっきとしたアイドル。1990年代からドラマ・映画にも出演するようになり、『刑事貴族3』(1992年)では俊敏に動く新人刑事役の彦摩呂が見られる。

毎話必ず挿入されるミュージカルパートや、市郎を含めた昭和世代の“不適切”っぷり、そして先の読めない脚本など話題が尽きない『不適切にもほどがある!』。前評判通り、放送されるたびにSNSには感想が溢れ返っている。最終回に向けて、どんなクドカンサプライズが待ち受けているのだろうか。


番組概要:TBS系 金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』 毎週金曜よる10時

ライター:北村有(Kitamura Yuu)
主にドラマや映画のレビュー、役者や監督インタビュー、書評コラムなどを担当するライター。可処分時間はドラマや映画鑑賞、読書に割いている。Twitter:@yuu_uu_