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【年長ママ・パパの入学準備】あれもこれもと焦らないで!今からやらなくても大丈夫なこと3つ

  • 2024.2.23
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こんにちは、ゆきこです。私は小学校教諭として9年間勤務し、現在は非常勤講師として子ども達とかかわっています。このコラムでは、「心の職員室」として、小学校の現状をお話しつつ、主に年長児のママ・パパを対象に、今から準備できることをお伝えしてきたいと思います。

「入学説明会も終え、あとは入学式を待つのみ!」というおうちの方が多くなったのではないでしょうか。いよいよ入学目前ですね。わが子が小学校に入学する姿を想像して、ワクワクと胸を膨らませると同時に、あれこれ準備をしないと…と不安や焦りを感じている方もいらっしゃるかもしれません。

友達はできるだろうか、準備物は大丈夫だろうか、もし具合が悪くなったらどうする?

基礎的な学習は予習しておくべきだろうか、自分のことは自分でできるように練習しないといけないだろうか…。

考えれば考えるほど、不安なことってありますよね。そこで小学校教員であり、小学生のママである私が「これは入学までにやっておかなくても意外と大丈夫だよ!」ということを3つ紹介します。

出典:あんふぁんWeb

1.生活リズムを小学校へシフトチェンジすること

学校にもよりますが、登校時間は午前8時から8時20分くらいまでの学校が多いかと思います。そこに間に合うように逆算してお家を出るか、登校班で学校へ行くようになります。わが子もですし、学校の子どもたちに聞いてみても、午前7時40分くらいから8時くらいまでにお家を出ているお子さんが多いようです。

今までおうちの方の就業リズムに合わせていたり、幼稚園の送りに合わせていたりすると、もしかするとそれよりも遅くおうちを出るご家庭も多いかもしれません。そしてそれに合わせた起床時間かもしれません。そこを焦って「今から生活リズム整えて、登校時間に合わせて早寝早起きさせないと!」と練習しているご家庭もありますよね。とてもありがたいことですし、そうしていただくと本当にスムーズです。

ただ、無理して今からやる必要もありません。卒園して少し時間があるときに、少しずつ少しずつリズムを整えていき、しっくりくるルーティンを決めても良いかもしれません。早いに越したことはないかもしれませんが、「やらないとまずい!」「ちゃんとやらなきゃ!」と焦る必要はゼロです!

2.テキパキと準備ができるようになること

朝の会から始まり、さまざまな準備、片付け(そして給食時間も)においてタイトな時間設定がされることもあり、自分のことは自分でテキパキとこなせるようになると、すごく学校生活は楽になるかと思います。そんな実態を先輩ママから聞いて、いろんなことを自分でさせたり、テキパキと準備をさせたりと練習をしているご家庭もあるかもしれません。とてもありがたいです。

ただこちらも、もちろんやるに越したことはありませんがマストではありません。朝の準備に関しては、入学してからしばらくはサポートの先生や6年生がお手伝いに来てくれて、準備の仕方を教えてくれます。学校生活に慣れていくうちに、だんだんと自分でペースを掴んでくるお子さんがほとんどです。学校のリズムを知り、学校で必要な準備時間を知ってから練習する、でも遅くないかもしれません。練習も必要ないかもしれません。

3.通学路の習慣化

安全のためにもやっておいていただけるとうれしいことの一つではあります。1人で登下校する必要のある場合もあるかもしれませんし、中には近くにお友達があまりいない地域から登下校するお子さんもいるかもしれません。そうなると、1人で無事に帰ってくることができるかどうか…と不安になり、登下校の通路や安全確認を、今から少しずつされている方もいらっしゃるかと思います。

こちらは、どこかのタイミングでぜひお願いしたいことではあります。ただ、今の時期から習慣化してほしい!ということでもありません。卒園して入学前後に時間のあるときに親子で一緒に歩いて確認しておいていただけるとうれしいです。

事前に確認をしておいてほしいことは「帰るときに目印となる場所」と(登校時は、ランドセル背負って同じ方向に行く子達がたくさんいますので、あまり迷子にはなりません。)、「危険箇所」(ガードレールのない場所、人通りが少ないところ、車通りの多いところなど)です。そこを4月の休日にお散歩に行くときなどに見ておくと良いかもしれません。

やっておくことがあるとしたら…「今」を味わう

すべてのことは「やっておくことに越したことはないこと」です。だから、やりたいと親子で思ったことであれば、ぜひやってほしいです。それはお子さんの安心や自信になる場合もあります。でも、ただでさえ卒園準備でお子さんもおうちの方もバタバタですよね。そこで無理してあれもこれもやっていると、きっと親子共々パンクしてしまうと思います。卒園から入学までもそこまで期間は空かないですし、気が休まらないですよね。特に保育園に通っていたら、すぐに小学校の学童に行くお子さんもいます。本当にゆっくりできるときは、ゆっくりしてくださいね。

そして卒園準備に関して言えば、こんなに親が準備させてもらえる卒業イベントはおそらく最初で最後です。ここからどんどん手が離れていき、自分達で準備をします。学校でも自分達で準備することが増えていきます。バタバタと大変な時期で、そしてなんだか地に足がつかないような、ふわふわとした気持ちで過ごす時間が多い時期かもしれませんが、どうぞ「今」をめいっぱい味わってください。それが今やっておくことです。

ご卒園、おめでとうございます。お子さんがお子さんらしさをどんどん磨いていける小学校生活であるように、私たち大人はゆったりと、見守っていきましょうね。

この記事を書いたのは
出典:あんふぁんWeb

■ゆきこ先生

小学校教員として9年間勤務し、現在は非常勤講師。小学5年生と1歳児のママ。Instagramでは、「心がちょっと軽くなる職員室」として、学校がしんどい先生や繊細先生が少しでも自分らしく、心が軽くいられるように、先生のお仕事あれこれ、心を軽くする言葉、子どもと関わるときの考え方などを日々発信中。TCS認定コーチングスキルアドバイザー、キッズコーチングアドバイザー取得。Instagramのフォロワーは6.5万人

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