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『ヒョンジェは美しい』で主人公ヒョンジェの「究極の決断」が波紋を広げていく

  • 2024.2.21
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ユン・シユンが演じているヒョンジェがとても重要な決断をした。その過程が描かれたのが、テレビ東京で放送中の『ヒョンジェは美しい~ボクが結婚する理由(わけ)~』の第63話であった。

ヒョンジェの妻ミレ(ペ・ダビン)の母親であるスジョン(パク・ジヨン)が肝臓がんになってしまった。生体肝移植が必要なのだが、彼女の夫と息子はドナーとして適合しなかった。そういう事態となってヒョンジェは自分も家族の一員としてドナーの適合検査を受けてみることにした。

その結果は合格だった。生体肝移植ができるということが判定されたのだ。そのことをミレに伝えると、彼女はヒョンジェの決断に喜びを隠せなかった。愛する母親が生きられる道がそれしかないだけに、彼女は夫のヒョンジェにドナーを頼むしかなかったのだ。

しかし、ヒョンジェの母親であるギョンエ(キム・ヘオク)は怒りをあらわにした。彼女は息子がドナーとしての適合判定を受けたと聞いただけでも絶対に許せない気持ちが先走った。ギョンエの心情もよくわかる。生体肝移植は、ドナーも手術を受けてそのリスクを負うのであった。ギョンエとしては「たとえ自分でも拒否する。ましてや……」という思いであった。

ただし、ヒョンジェの父親のミノ(パク・サンウォン)は、あからさまに息子の決断を非難しなかった。彼としても、息子が手術を受けることには抵抗があっただろう。しかし、「スジョンが生きられる可能性が高まるのならば」とヒョンジェの意志を容認する気持ちもあったのだ。それは、スジョンの父親であるギョンチョル(パク・イナン)のためでもあったからだ。

左からギョンエを演じるキム・ヘオク、ヒョンジェに扮したユン・シユン、ミノを演じるパク・サンウォン
ヒョンジェの究極の決断

当のスジョンはどう考えていたのだろうか。ヒョンジェからドナーになりたい、という気持ちを聞いた時には、すぐに反対した。手術を受けるリスクを考えたら、とうてい婿のヒョンジェにそれをお願いすることはできなかった。

終盤を迎えた『ヒョンジェは美しい~ボクが結婚する理由(わけ)~』。ヒョンジェの究極の決断がドラマのクライマックスを左右していくことになるだろう。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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