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【郡山市】貴重なお酒の蔵元見学「仁井田本家」

  • 2024.2.21

昔は酒豪、今はほとんどお酒をのまない特派員のミッキーです。

日本酒大好きな夫のイチオシのお酒「仁井田本家」さんが行っているイベントに行ってみたらめちゃくちゃおもしろかった! というわけで、今回は、蔵見学の様子を中心に紹介させていただきます。

仁井田本家では何のお酒を造っているの?

1711年創業の仁井田本家。 郡山市田村町で農薬・化学肥料を一切使わず栽培した酒米である自然米100%、自社田近くの「竹の内の井戸水(硬水)」と、自社山から湧き出る「水抜きの湧水(軟水)」の天然水のみを使用する天然水100%、純米100%、自然派酒母100%のみ使用して「自給自足」を目指した酒造りを行っています。

米本来の旨味が引き立つ「しせんしゅ」、透明感があり食事とよく合う「おだやか」、鋭い辛さがおいしい「田村」の3種類のお酒を中心に、日本酒を使ったお菓子なども製造、販売しています。

出典:リビングふくしまWeb

郡山駅から車で20分。大きな木桶(きおけ)が目印。仁井田本家に到着しました。

出典:リビングふくしまWeb

この日は、月に1度のイベント「仁井田の日」。 限定酒販売、発酵食品販売の他、自然派フード・ドリンク・農産物・雑貨等の出店、ワークショップ等が行われていました。 どれもおいしそう。何を買おうか迷ってしまいます。 いよいよ、蔵見学が始まります。

いざ、蔵見学へ

出典:リビングふくしまWeb
出典:リビングふくしまWeb

よく見ると、「良いお酒ができるように」との願いを込められた願掛けの玉である「杉玉」もありますね。

この日の蔵見学の案内人は、杜氏も兼ねている社長の第18代目仁井田穏彦さん。 社長の案内は年に1度だけだそう。 軽快でわかりやすい説明でつい話に聞き入ってしまいます。

出典:リビングふくしまWeb

もと場。お酒を造るのになくてはならない酵母を増やしている部屋です。 抗菌作用のある柿渋で壁を塗っていて、しせんしゅとおだやかは、蔵に住み着いている酵母だけで作っているそうです。

出典:リビングふくしまWeb

米をカビさせたものが麹(こうじ)。 お酒は麹と酵母と水でできます。

米を磨いた方がきれいな味の日本酒ができますが、 米の良さを生かすため、 仁井田本家では米磨きを20%(一般的な酒蔵は50%)に抑えているそう。

出典:リビングふくしまWeb

酵母菌はアルコールを作ります。 琺瑯タンクより木桶(きおけ)の方が活発に動き、酵母菌が住みやすいそうです。 そのため仁井田本家では、琺瑯タンクから木桶に変えて酒造りすることを目標としています。

出典:リビングふくしまWeb

寒い日の方がおいしいお酒ができるそうで、オーガニック無農薬と水にこだわっています。

出典:リビングふくしまWeb

田圃を守る酒蔵として、無農薬の田んぼを増やしているそうです。

本当に天然水がおいしかった

出典:リビングふくしまWeb

酒蔵見学終了後に、飲んだ仕込水。とてもおいしかったです。 最後に売店で夫へしぜんしゅを買って帰りました。

仁井田本家は、自然を大切にした地域に根ずいた蔵元であることがよくわかりました。 にいだの日は、2024年2/24(土)3/23(土)開催が決定しています!

仁井田社長、スタッフの皆さん、蔵見学ご参加の皆さん、 ご協力ありがとうございました。

仁井田本家インスタグラム

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