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3月が一番高い「引越し費用」、今年は値切れないかも?【引っ越し難民】

  • 2024.2.24
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引越しシーズンの3月は引越し費用が1年の中で一番高くなり、最も安い時期と比べると1.5倍にもなる上、今年はドライバー不足も深刻で、引越しを引き受けてもらえなかったり、引越し費用が高くて頼めなかったりする可能性がある。「引越し難民」にならないためには、どうしたらいいのだろうか。

■今年の3月は引っ越し費用が特に高くなるかも……

3月の引っ越しにどのくらい費用がかかるかというと、単身者の平均は5万8168円、4人家族は18万8056円で、それぞれ安い時期と比べると2倍弱ほど高い。このデータはSUUMOによるもので、2018年と少し古いものの、月による価格差は今もそう大きく変わってはいないだろう 。

さらに今年は物流・運送業界でドライバー不足が深刻になっており、引っ越しの依頼を受けてもらえない可能性がある。

なぜなら、2024年4月から働き方改革関連法によってドライバーの時間外労働の時間に年間960時間という上限が課せられるからで、既に施行を前にドライバーが足りなくなってきているほか、引越し会社も目前に迫った変更への対応を迫られている。

こうしたことの影響から、一部の引越し業社は2月から給与を引き上げるなどして、ドライバーの確保に取り組んでいる。

この結果、引越し価格がさらに高くなる見込みがある。さらには3月中の引越しの依頼を受けてもらえず、「引越し難民」が生まれる可能性すら指摘されている。

■引越し費用が高い場合にできること

引越し難民にならないためには、早めに予定を決める、平日に引越しする、荷物を処分して減らすといったことのほか、数社の引越し会社で相見積もりをとるなどは是非ともしておきたい。

このほかにも、荷物の一部をトランクルームに移しておくという方法もある。新生活に必要なもの以外を一旦、預けることで引越し業者に頼む量を減らすわけだ。トランクルームも年度末は問い合わせなどが増える傾向にあるが、一部の業者は無料で荷物を運んでくれるサービスもあるというので、確かめるといいだろう。

どうしても3月に引っ越しが必要となると、予算の枠を広げる必要があるだろう。たとえばカードローンやクレカのキャッシングなど貸金業・サービスを利用したことがある人を対象にした調査で、引越しや住宅修繕費用のためにお金を借りたという人が7.6%いたことが分かっている。

3月はどの会社も忙しく、大幅な値下げを要求したり、期日ギリギリに依頼したりすると断られ、引越し難民になる可能性が十分にある。近く引っ越しを考えているなら、とにかく早めに動こう。

文/編集・dメニューマネー編集部

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