アラサー男女に向けて、20代後半からスタートしたい“体と心のメンテ”3つをピックアップ

20代後半からスタートしたい “体と心のメンテ”

20代になると学生とは違った環境に身を置くことになり、メンタルを崩しやすくなる傾向があります。また、「若い頃はもっと元気だったのに…」など、体力の衰えを感じることもあるでしょう。結婚や出産によるライフスタイルの変化、仕事のプレッシャーなど、心身の疲れやすさを感じる原因はたくさんあります。本記事では、20代後半から始めたい体と心のメンテについて、3つをピックアップしてみました。

20代後半から始めておきたい“体と心のメンテ”1：子宮頸がん検査

女性限定の話になりますが、子宮頸がん検査は、2年に1回のペースで受けるようにしましょう。一般的に20歳になった時点から定期検診が必要だと言われています。子宮頸がんは、年間約1万人が罹患する女性特有のガンのひとつです。乳がんと比べると罹患者数や死亡者数は少ないですが、乳がんは30代後半から増加するのに対し、子宮頸がんは20代後半から罹患者数が増加します。

患者数のピークが乳がんよりも若いため、20代のうちから検査をしておく必要があるのです。「がん情報サービス」が発表したデータでは、2020年に2,887人が子宮頸がんにより死亡しているという結果が出ております。また、子宮頸がんは早期発見すれば死亡を避けることはもちろん、子宮を残して将来出産することができるという事例も出ています。

しかし、発見が遅れると状況は一変。死亡に至るケースや、命があっても子宮を取らざるを得ないという病気です。検査は婦人科で行うことができます。健康診断では項目に入っている場合と入っていない場合があるので、自己管理することが大切です。自宅でできる子宮頸がん専用の検査キットもありますが、自己採取は細胞が取れていないこともあるので、できるだけ医師に検査を依頼した方が良いでしょう。

20代後半から始めておきたい“体と心のメンテ”2：歯科矯正

20代後半になったら、歯科矯正を考えるのもおすすめです。歯科矯正というと子どもの頃にしておくものだと思うかもしれませんが、成長段階が終わった20代は歯科矯正をするのにぴったりの時期でもあります。

「歯並びが悪くて人前で口を開けるのが苦手」「噛み合わせが悪くて歯磨きで汚れを落としきれない」「口が開いたままで口呼吸になる」こうした悩みがある人は、一度歯科医院で相談してみましょう。歯並びが気になるせいで人と話すのが苦手な人は、メンタルの不調も起こしやすくなります。歯並びのせいで歯磨きがうまくできないと、虫歯や歯周病の原因にもなりかねません。

口呼吸は口臭の原因にもなり、相手に不快感を与えたり、自身も気になって人と話すのが苦手になったりする恐れがあります。これらの悩みは年齢を重ねるほど、負担になるでしょう。20代のうちに歯科矯正を始めておくことで、今後の体と心のケアにもつながるのです。なお、歯科矯正は半年から3年以上など、状態によって矯正にかかる期間が変わるので、気になった時点で歯科医院に相談するのがおすすめです。

20代後半から始めておきたい“体と心のメンテ”3：生活習慣を見直す

体力の低下を感じ始める20代後半からは、バランスの良い食事や入浴、生活習慣を見直すにも最適な時期です。20代後半になってくると、自由に使えるお金が増えてくるので、遊びや恋愛、趣味など、学生の頃とは挑戦できるスケールも変化してきます。一人暮らしの場合は、睡眠時間の配分も自由にできる反面、趣味に没頭するなどで夜更かしをしがちな人も多いのではないでしょうか。

年齢を重ねるほど体力は衰えていき、体調を崩すことでメンタルに影響を及ぼすこともあります。乱れた生活習慣が続けば続くほど、元に戻すのは一苦労…。「まだまだ元気だから大丈夫！」と思っていても、いつ不調が襲ってくるかはわかりません。今のうちにバランスのいい食事を心がけたり、入浴で疲労を取ったりして、生活の乱れを改善する方法を取り入れていきましょう。

旬の野菜を食べたりして栄養バランスを整えることで、病気予防にもつながり、健康で元気な体を維持できるようになります。シャワーのみの人は、週1回は湯船につかって血行を促進するだけでも日々の疲労感の軽減にもつながります。

（かんな）