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【習い事】で上級クラスに選ばれた息子! 母も喜ぶ一方、保護者から「調子に乗んな」ママカーストにゾッ!

  • 2024.2.20

何の習い事であれ、自分の子供が頑張っている姿には感動しますし、全力で応援したいと思うのが親心です。
しかし、応援が過熱するあまり、子供本人よりも親の方が熱くなってしまうのは考えもの。
今回は、子供の習い事を巡る驚きのエピソードを、友人のHが聞かせてくれました。

画像: ftnews.jp

選手コースの合格通知

友人のHが、小学1年生の息子をスイミングスクールに通わせていた時のことです。

ある日、スイミングの帰りに息子のスグル(仮名)が1枚の封筒を出してきました。

少し水に濡れた封筒の中を見ると、大会で入賞を目指していく選手コースの案内と合格通知が入っています。

Hはよく分からなかったので、スグルにどうしたいかを尋ねると「やってみたい!」と言うので、その選手コースに通わせることにしました。

「短期間で4泳法を教えてもらえるし、泳ぎが速くなったら女の子にモテるかも」
その夜、Hは笑いながら旦那さんに報告したそうです。

初日の不穏な空気

通常コースが終わってから始まるそのコースに、やる気満々のスグルと共に、気軽な気持ちで向かったH。

通常コースで通い慣れた見学席に入っていくと、前後2列の長椅子に、見学しているママ達がたくさん座っていました。

「今日から通い始めたスグルの母です。よろしくお願いします」

軽く頭を下げると、数人がこちらをチラッと見ただけ。

後ろの列に座っていたママが一瞬だけ目配せをしたようにも見えましたが、俯いてしまったのでそのまま空いていた前席に座りました。

息子の泳ぎを褒められ……

のびのびと泳ぎ、なにやらコーチに褒められているようなスグルの姿に、Hはうれしくなりました。

ガラス越しに微笑ましく見ていると、奥の方のママが「息子さん、泳ぎがとっても上手なんですね〜」と言うので、「ありがとうございます」と笑顔で答えたH。

すると次の瞬間、小さく失笑しながらこう言うのが聞こえたといいます。

「調子に乗んなよ……」

ママカーストの暗黙のルール

聞き間違いかと思いましたが、その帰りに「お疲れ様でした。さようなら」とママ達に声をかけるも、Hの挨拶に答える人は誰一人としていないばかりか、こちらも見ずに素通りしていったといいます。

その状況を理解できないHでしたが、ひとりのママが息を切らして追いかけてきて、選手コースの暗黙のルールについて教えてくれました。

泳ぎの速い子供のママ(ボスママ)数人が何事も優先で、見学席の前席は新人ママは座ってはいけないこと。

駐車場も、スクールに近い所から順番にボスママ達が停めるので、新人ママは一番遠い所を使うこと。

コーチに個別で相談に行く場合は、事前にボスママに内容を報告することなど……。

その後

その後スグルの泳ぎはみるみる上達し、それと比例してHはボスママ達から度重なる嫌がらせを受けることになりました。しかし、Hは怯まずに戦うことを選び、嫌がらせにも屈さず、着実に仲間を増やしていっているそうです。かといって自分が偉そうな言動をしないよう、ボスママを反面教師に過ごしているんだとか。

子供の習い事は、あくまでも子供が主役。そんな当たり前のことも忘れてしまうくらいに強烈なこのエピソードに、なんだか同じ親として情けない気持ちになりますよね。ママカーストの恐ろしさと、Hのたくましさが印象的だったエピソードでした。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Mie.W

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