官公庁オークションって一体なに?
「官公庁オークション」というものをご存知でしょうか。掘り出し物がたくさんあるとネット上で話題になっている「官公庁オークション」とは、各行政機関が税金などの滞納者から差し押さえたものや、市町村が所有していたものを出品する形態のオークションです。聞きなじみのないこのオークション、一体どんなものが売られているのか確認してみましょう。
「官公庁オークション」には不動産や自動車などの高額なものから、家電やフィギュア、本やゲームまで実にさまざまなジャンルの品物があり、宝探しのようでワクワクします。もちろん「オークション」なので最終的な落札価格はその時々で違いますが、スタート金額の低さに驚愕(きょうがく)する人たちが多いようです。
以前は、「Yahoo!官公庁オークション」として、「Yahoo! JAPAN」のサービスでしたが、2021年3月で終了。現在は、紀尾井町戦略研究所株式会社が「KSI官公庁オークション」を運営しています。
1000万円のグランドピアノが20円スタート!?
話題になっているもののひとつに、スタインウェイのグランドピアノがありました。スタインウェイ&サンズ社といえば1853年創業の有名なピアノメーカーで、現在取り扱っているグランドピアノの新品の価格は1000万円を超えています。
オークションに出品されているものの型式は古く動作に難もあるようですが、なんとスタート価格が20円。これには「20円って嘘だろ……」「スタインウェイのグランドピアノが20円スタート!?」という驚きの声が続出していました。この他にも様々なメーカーや種類の楽器が多数出品されています。
車の種類もかなり多く、BMWやアウディ、フェラーリまで並んでいます。こちらも価格設定ミスではないかと思われるようなスタート価格が多く、「ミニクーパーが3298円スタートはやばい!」とオークションサイトを見た人たちは大いに盛り上がっていました。一体いくらで落札されるのでしょう……。
また「各行政機関のイチ押し物件」というコーナーもあり、消防車や救急車なども出品されています。中には「どうしてこんなものが!?」と思うようなものもあり、マニアの方は特に夢中になるでしょう。見ているだけでも楽しいので、まずはここからのぞいてみるのもおすすめです。
参加には条件も
「KSI官公庁オークション」に参加できるのは、
・年齢が18歳以上・日本語を理解できる・実施する行政機関のガイドラインなどを厳守できる
のすべての条件にあてはまる方に限ります。また、入札の際にも必要な条件があり、参加申し込みの手続きや保証金の納付が完了している必要があります。
1月開催のオークションは、すでに参加受付は締め切っており、今から参加はできません。次回は4月開催で、「公有財産売却」の参加受付は、4月4日(木)13時~4月23日(火)14時。インターネット公売(地方公共団体など)は、 4月16日(火)13時~5月7日(火)23時なので、興味がある人は忘れずに参加申し込みをしましょう。
出品者は100%行政機関だから安心
ところで、売却された後の収益はどうなるのでしょうか。
「KSI官公庁オークション」の公式サイトによると、インターネット公売は、税金などの滞納者から差し押さえた財産を、国税徴収法などにのっとって売却する手続きの一部。落札された物件の買受代金は、滞納者の未納税金などの支払いにあてられます。
また、公有財産売却は、各行政機関が所有している財産を、地方自治法などにのっとって売却する手続きの一部。 公有財産売却で落札された物件の売払代金は、実施行政機関の歳入になるとのこと。
「官公庁オークション」は「Yahoo!オークション」などと比べるとまだまだ知名度は低いので、落札のライバルも少なくお得にお買い物ができるかもしれません。どのようなものが出品されているのか、まずは怖い物みたさで一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
(LASISA編集部)