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正しいアドレスの取り方とは?再現性を上げる方法を石井良介プロが解説

  • 2024.2.27

練習は「量」と「質」のどちらが大事か、とたずねると多くのゴルファーは「質」と答えます。その質を上げるのに大事なのはアドレスです。構えの形も方向も間違ったまま打つ練習は効率が悪く、毎回違う構え方だと安定しませんよね。アドレスは時間をかけて作って正す。そのぶん球数が減っても練習効果は大きく得られます。

今回は自分の構えについてお話します。

自分に合う構えがわかり「安定性」と「再現性」が高まる

正しいアドレスの取り方とは?再現性を上げる方法を石井良介プロが解説
1 真っすぐ立って、両腕を体の両ワキに垂らす2 アドレスをとるように前傾する3 左手の位置でグリップを握る

その正しいアドレス作りにオススメなのが、名づけて「俺のスクエア」!これは僕の2024年のイチ推しレッスンで“自分にとってベストな構えを計ったように作る”ことができます。慣れないうちは少し時間がかかるかもしれません。しかし、雑にせず丁寧に構えを作ると、グリップの位置や形、クラブとの間合いなどのすべてが自然に正せるレッスンです。

これが自分の基準となり、アマチュアが大好きなワード「安定性」と「再現性」を飛躍的に高めることができるので、次の練習からぜひ実践してみてください。

正しいアドレスの取り方とは?再現性を上げる方法を石井良介プロが解説
「3」の左手の位置を変えずにクラブをセットすると、ボールとの間合いが遠く・近くなりすぎず(×)、つねに同じ間合いで構えられる
正しいアドレスの取り方とは?再現性を上げる方法を石井良介プロが解説
1.前傾動作によって両手は自然に内側に入る。前傾が深くなるほど内側にく2.人によって手の甲の向きが変わるが、その向きが「俺のスクエア」。至極ナチュラルなニュートラルな向きになる
正しいアドレスの取り方とは?再現性を上げる方法を石井良介プロが解説
右の2タイプ以外に、手の甲が斜めを向くタイプもいるが、手の甲の自然な向きは、ウィーク・フックグリップのどちらが自分の適正かも教えてくれる。クラブは左手の位置で握る。すると、左手が前(目標側)に出すぎている感じがするが、上の石井のアドレスを見てもわかるように決して出すぎではない

構えた位置に戻ってくる!

正しいアドレスの取り方とは?再現性を上げる方法を石井良介プロが解説
手元がズレた位置で振ると、ヘッドがボール位置に戻ってこない

「安定させたいなら、安定するものを活かしましょう、ということ。自分なりの骨格を活かして安定させるので、スイングが途中で乱れても戻ってきやすい」と石井。俺のスクエアでの構えとグリップで左手での片手打ちをすると、目をつぶっていてもボールが打てる!

いかがでしたか? 石井プロの構え方講座です。ぜひ参考にしてみてください。

レッスン=石井良介

●いしい・りょうすけ/1981年生まれ、神奈川県出身。PGAティーチングプロ資格をもつプロゴルファー。アマチュアのリアルなスイングや感情に訴えかけるアドバイスが多くのゴルファーを開眼させ、全国で行なうレッスン活動はつねに満員。レッスンの日程はインスタグラム(@ryosuke.ishii.214)などで開示中。

写真=田中宏幸
協力=ハンズゴルフクラブ

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