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義理チョコをあげたらストーカー被害に!? 男性社員「このお菓子は本命の証だ!」いや、何でそうなる!?

  • 2024.2.20

みなさんの職場では、義理チョコを配る習慣はありますか? 知人のA子の会社では義理チョコ文化が残っていましたが、そのせいでA子はストーカー被害に遭ってしまい……? 知人のA子から聞いたありえないストーカー男の話をご紹介します。

画像: ftnews.jp

義理チョコからストーカー被害に

A子の職場では、各女性社員が男性社員一人ひとりに義理チョコを配る習慣がありました。「義理でも嬉しい」「手ぶらで帰るのは寂しい」と訴える男性社員が少なくないのだとか。
A子はその年も、職場の男性に義理チョコを配りました。配ったのは500円程度の小ぶりなもので、一目で「義理」とわかるお菓子です。
ところが、A子はこの義理チョコからストーカートラブルに巻き込まれてしまいました。

本命チョコと勘違い!?

男性社員のB男は、なぜかA子の義理チョコを本命チョコだと勘違いしたのです。告白されたと思い込んだB男は、A子に彼氏ヅラをするようになりました。
デートに誘ってきたり、体に触れようとしたりと、急に馴れ馴れしくなったB男。
A子は理由がわからず困惑しましたが、その気はないので素っ気ない対応をとっていました。

そのうち諦めてくれるだろうと期待していましたが、その後B男は暴走。立派なストーカーになってしまいました。
しつこく社内メールを送ってきたり、用事もないのにつきまとってきたり。
さらにB男は「A子との結婚が決まった」と周囲に嘘を言うようになったのです。

ついに我慢の限界に!

A子は周囲から「B男と付き合ってるって本当?」「結婚するの?」と聞かれるようになり、恐怖を感じるようになりました。
このままでは何をされるかわからない、と思ったA子。思い切って上司のC男に相談しました。

C男から「A子が思わせぶりなことをしたのでは?」と疑われましたが、A子には思い当たることはありません。らちが明かないので、C男はB男に直接尋ねることにしました。
するとB男は、「バレンタインデーにA子からチョコのバームクーヘンを贈られた。これは本命チョコに間違いない。自分はA子から告白された」と、意味不明な発言をしたのです。

男性の呆れた言い分とは?

バームクーヘンは「年輪のように夫婦が共に歳を重ねていく」という意味がこめられ、引き出物にもよく使われているお菓子です。
そこからB男は「A子は自分と結婚したいと思っている!」と勘違い。こちらとしては義理チョコのつもりで渡したのに、告白されていると誤解したのです。もちろん、A子から「好きだから付き合って欲しい」と交際を申し込んだ言葉は言っていません。

ぶっ飛んだ言い分に、周囲はあ然。上司のC男も頭を抱えてしまいました。
「あれは義理チョコで、深い意味はない。他の男性社員にも同じものを配っている」と教えられても、B男は「A子が恥ずかしがっているだけ」「自分は間違っていない」と納得してくれません。
結局、B男はトラブル回避のため遠方に転勤することになり、A子はB男と顔を合わせることはなくなりました。

お菓子の種類で誤解されるとは思ってもみなかったA子。お菓子に込められた意味を知らなかったため、勘違いさせてしまったのは申し訳なかったですが……。結婚の話なんて一切していないのに「結婚したいと思っているに違いない」と発想されてしまうと、コミュニケーションの点でとても不安になりますよね。A子は「二度と義理チョコにバームクーヘンは選ばない!」と誓ったそうです。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:江田愉子

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