才能あふれるドイツの映画監督の写真作品

Wim Wenders

才能あふれるドイツの映画監督の写真作品

現代ドイツを代表する映画監督兼写真家 Wim Wendersの個展「ヴィム・ヴェンダースの透明なまなざし」が、N&A Art SITEにて3月2日（土）まで開催中。

1945年にドイツ・デュッセルドルフで生まれたWim Wendersは、1971年の長編映画デビュー以降、ニュー・ジャーマン・シネマの旗手として注目を集めてきた。

「The State of Things（邦題：ことの次第）」（1982）ではヴェネツィア国際映画祭金獅子賞を、「Paris,Texas（邦題：パリ、テキサス）」（1984）ではカンヌ国際映画祭パルム・ドール、「Wings of Desire（邦題：ベルリン・天使の詩）」（1987）ではカンヌ国際映画祭監督賞を受賞し、世界各国で評価を確立。

また最新作「PERFECT DAYS」（2023）では、主演を務めた役所広司が第76回カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を受賞し、近年もその活躍が話題となっている。

さらに写真家としても活動する彼は、1986年にパリのポンピドゥー・センターで開催された「Written in the west」を皮切りに、これまでにスペインのビルバオ・グッゲンハイム美術館や中国の上海美術館などで作品を発表してきた。

本展では、彼自身が「究極のロードムービー」と称する「Until the End of the World（邦題：夢の涯てまでも）」（1991）のクライマックスシーンのために制作された、HD（ハイデフィニション）プリント作品「Electronic Paintings」に加え、「Paris,Texas」ロケ時に撮影をし、写真家としての才能を知らしめたアメリカ中西部の風景写真「Written in the west」シリーズを展示。

さらに、「恵比寿映像祭2024 月へ行く30の方法」の地域連携プログラムの一環として、「夢の涯てまでも ディレクターズカット 4Kレストア版」を東京都写真美術館にて上映する他、トークイベントも行われる。

ロードムービーと共に生まれ出た写真作品。
Wendersの鮮やかな二次元世界が、旅への好奇心を掻き立てる。



N&A ART SITE
03-6261-6098



【Wim Wenders’s Lucid Gaze】
DATE：3月2日（土）まで開催中
※日曜、月曜、祝日休廊
TIME：12:00pm～5:00pm
※2月24日（土）のみ10:00am～5:00pmまで
PLACE：N&A Art SITE
ADDRESS：東京都目黒区上目黒1-11-6
ADMISSION FREE
WEBSITE： nanjo.com/wim_wenders_lucidgaze/

【Documentary “ヴィム・ヴェンダース イン 東京”】
DATE：3月2日（土）まで開催中
※日曜、月曜、祝日休廊
TIME：12:00pm～
※1時間3分ごとにループ上映
PLACE：N&A Art SITE
ADDRESS：東京都目黒区上目黒1-11-6

【Wim Wenders “夢の涯てまでも ディレクターズカット 4Kレストア版”】
DATE：2月20日（土）～3月20日（水・祝）
※2月26日（月）、29日（木）、3月2日（土）～19日（火）は休映
TIME：12:50pm～5:50pm
※2月22日（木）、23日（金・祝）、3月1日（金）は3:50pm～8:50pm
PLACE：東京写真美術館1階ホール
ADDRESS：東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
ADMISSION：一般 ￥2,200
WEBSITE： topmuseum.jp/contents/exhibition/movie-4809.html
※詳細は東京都写真美術館のウェブサイトをご確認ください。

【Talk Event “ヴェンダースがみた「過去から未来へのまなざし」『夢の涯てまでも』から『PERFECT DAYS』”】
DATE：2月25日（日）
TIME：11:00am～12:00pm
PLACE：東京写真美術館1階ホール
ADDRESS：東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
ADMISSION FREE
WEBSITE： topmuseum.jp/contents/exhibition/movie-4809.html.html
※詳細は東京都写真美術館のウェブサイトをご確認ください。