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心にゆとりを生み出すルーティン作り。マキさんと考える「時産」で余裕のある暮らし

  • 2024.2.20

ついつい家事や仕事などで慌ただしくなってしまいがちな夜こそ、家族の団らんやリラックスした時間に費やしたいもの。くつろぎを確保するには、ルーティン化がカギとなります。今回は、シンプルライフ研究家で時産アドバイザーのマキさんが提唱している「時産」の考え方についてお話を伺いました。

お話を伺ったのは……

時産アドバイザー マキさん

シンプルライフ研究家。夫と二人の娘と暮らすワーキングマザー。SNSやYouTubeを通じて心地よく生きるための家事のコツを発信。

家事も予定も詰め込まずリラックスの時間に

マキさんが夜の過ごし方で大切にしているのは、「予定を詰め込まない」こと。「家族そろって晩ごはんを食べたら、あとはその日の疲れを取るための時間に。半身浴をしながら本を読んだり、動画を見ながらヨガをしたり……とリラックスして過ごします」。くつろぎの時間を確保するためにも、家事は最小限に。「特に手間や時間のかかる夕食づくりをフォーマット化することで、準備も調理もスムーズになって、ルーティンをつくりやすいですよ」

忙しいループから抜け出した夜のルーティン

1. 夕食メニューはシンプルに 【TIME 15min】

献立は「ごはん・味噌汁、たんぱく質の主菜、野菜の副菜」とフォーマットを決めておくのが時産のコツ。「丼物や麺は作るのは簡単ですが、いつもと手順や器も変わるので、意外と手間がかかるもの。フォーマットを固定すれば使う器も調理器具も同じなので、作業もスムーズです。食材の管理もしやすいのでムダ買いもなく、フードロスを減らせますよ」

2.食器は夫が洗う 【TIME 10min】

食後の食器洗いは夫におまかせ。「洗い物のように、誰がやっても仕上がりに大差がない作業は“お母さんの仕事”と決めつけず、シェアしたほうが楽。ただし、片付けるタイミングは本人に任せます。頼める人がいない場合は、家電に頼るのもいいでしょう。夜の家事をひとつでも減らせれば、夜時間にもゆとりが生まれて、リラックスして過ごせます」

3.コンロまわりをサッと 【TIME 1min】

キッチンの油汚れや水はねは、食後にキッチンペーパーとアルコール除菌スプレーのパストリーゼでサッと拭き取っておきます。「大事なのは、汚れがたまらないようにすること。たった1分程度の作業でも、その都度リセットしておけば、大がかりな掃除は不要になります。掃除の前後には残り物を冷蔵庫にしまいつつ、明日の夕食を決めておきます」

4.洗濯の仕分け 【TIME 0min】

洗濯機の前面にネットをふたつ吊り下げておき、白いネットにはブラウスなどの白物、グレーのネットには黒い靴下やタイツなどを色別に仕分け。「入浴時に各自が自分でネットに入れるルールに。あとはネットごと洗濯機に入れればいいので、自分で分類する手間がなくなりました。洗濯機を回す回数も減らしたくて、タオルは薄手の素材にしています」

photograph : Keiko Ichihara text : Hanae Kudo
リンネル2024年3月号より
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

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