1. トップ
  2. おでかけ
  3. 無限に広がる奇跡の映像。【チームラボ】が東京・麻布台ヒルズにオープン

無限に広がる奇跡の映像。【チームラボ】が東京・麻布台ヒルズにオープン

  • 2024.2.19

「森ビル デジタルアートミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」が、麻布台ヒルズのガーデンプラザBのB1地下1階にオープン。広い館内では刻々と変化する50を超えるデジタルアートを体験。無限とも思える光と映像の世界が繰り広げられます。

世界中で絶賛される驚きの映像美

「森ビル デジタルアートミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」では、迷路のような館内を縦横無尽に飛び回るカラスをはじめ、フワフワと移ろっていく花々や蝶の群れなどの映像が部屋から部屋へと移動して、他の作品と影響し合うボーダレスな作品群。光と映像のスペクタクルな体験が待っています。

無限に広がる奇跡の映像。【チームラボ】が東京・麻布台ヒルズにオープン

▲チームラボボーダレスのエントランス

入口の床の指定された場所からカメラやスマホの画面を見ると、壁や天井に書かれた歪んだ文字が、目の前に浮き出ます。この驚きが、チームラボのプロローグ。入口には無料のロッカーが用意されるので、不要なものは全て置いて、驚異の世界に向かいます。

無限に広がる奇跡の映像。【チームラボ】が東京・麻布台ヒルズにオープン

▲《人々のための岩に憑依する滝》、《花と人、コントロールできないけれども共に生きる – A Whole Year per Hour》

入口から入るとすぐにある広い空間には、滝の水が流れたかと思うと、時には森が出現したり、花々が浮遊するなど、様々な映像が繰り広げられます。岩場のような高台に昇り、壁に映しだされた水に手を触れると、人の周りで水が分かれ、花びらが広がっていきました。

無限に広がる奇跡の映像。【チームラボ】が東京・麻布台ヒルズにオープン

▲《マイクロコスモス – ぷるんぷるんの光》

どこまで続くのかも判らない空間では、レールの上を無数の球体「ぷるんぷるんの光」が走り続けています。球体はそれぞれ自立して動いていて、時には停まったり、また動き出したりと、なんとも不思議な世界が繰り広げられています。

無限に広がる奇跡の映像。【チームラボ】が東京・麻布台ヒルズにオープン

▲花の廊下《花と人、コントロールできないけれども共に生きる – A Whole Year per Hour》

壁や床には季節の花々が咲き乱れ、ゆっくりと移り変わる煌びやかなスポット。花に触れると散ったり揺らいだりと、私たちのふるまいで映像が変化します。

無限に広がる奇跡の映像。【チームラボ】が東京・麻布台ヒルズにオープン

▲突然現れる《追われるカラス、追うカラスも追われるカラス:境界を越えて飛ぶ》

作品を見ていたり廊下を歩いていると、どこからともなく現れて、矢のように飛びさるカラスたち。彼等には境界がなく、いつでもどこでも好きなところに現れます。

無限に広がる奇跡の映像。【チームラボ】が東京・麻布台ヒルズにオープン

▲廊下をのし歩くカエルやオジサン、《Walk, Walk, Walk:探し、遠ざかり、また出会う》

廊下を歩いていると必ず出会うウサギやカエル、オジサンたちの行列。キャラクターの顔に触ると、ゆっくりとこちらを振り向きます。

無限に広がる奇跡の映像。【チームラボ】が東京・麻布台ヒルズにオープン

▲スペクタクルな映像が流れる《The Way of the Sea: 虚空の宇宙》

作品の鑑賞ポイントは空間の入口付近中央。海の中を思わせる形が定まらない場所で、大小さまざまな魚の群れが現れては泳ぎ去る。思い切って中へ踏み込んでみると、壁と床の境界がなくなって、ゆらゆらと自分も浮遊しているような、不思議な感覚におちいります。

無限に広がる奇跡の映像。【チームラボ】が東京・麻布台ヒルズにオープン

▲「ライトスカルプチャー – Flow 」シリーズ

長方形の空間に照射される光によって巨大な彫刻が生まれ、押し寄せ、広がり、人々を飲みこんでいきます。いくつもの光の作品が繰り広げられ、自分でも気づかないうちに見入っていました。

無限に広がる奇跡の映像。【チームラボ】が東京・麻布台ヒルズにオープン

▲無数の球体によって構成された《Bubble Universe》

無数に浮かぶ球体の中には、実体のある光、シャボン玉のような大きくて強い光、ぷるんぷるんの光、周辺の環境によって生み出される光といった、4種類の異なる光が混じります。白やオレンジに光り輝き、人が近づくと一番近い球体が強く輝きはじめ、それが周囲に連鎖するなど、まるで生きているような世界です。

ゲストが描いた魚が泳ぐ!

部屋の名前は「スケッチオーシャン」。その名のとおり、ゲストがスケッチした(描いた)魚たちが泳ぐ部屋で、誰でも自由に描けます。魚たちは触られると逃げ、時には表情も変えながら泳ぐほか、海の底に沈んだ “巾着” に触れると中からエサが噴き出して、魚たちが集まってきます。

無限に広がる奇跡の映像。【チームラボ】が東京・麻布台ヒルズにオープン

▲スケッチオーシャン

隣の部屋がスケッチルーム。テーブルが用意され、マグロやカメ、イカなど、好きな魚の輪郭がプリントされた専用の紙を選んでクレヨンで色を塗り、スキャナーに読み込ませると、描いた魚がすぐに泳ぎはじめます。

無限に広がる奇跡の映像。【チームラボ】が東京・麻布台ヒルズにオープン

▲用意された台紙にクレヨンで自由にお絵描き

中でも、マグロは外国で開催されている展覧会へも泳ぎにいきます。

無限に広がる奇跡の映像。【チームラボ】が東京・麻布台ヒルズにオープン

▲こんな感じで、描いたクラゲはすぐに泳ぎだしました

自分で描いたイラストで、有料でTシャツやバッグなどのグッズを作ることもできます。

映像美のカフェタイム

お茶の伝統を大切にしながら、多様性と新しい可能性を生み出す茶葉ブランド「EN TEA」と、チームラボがコラボレーション。館内にあるカフェ「EN TEA HOUSE」では、お茶や抹茶のアイスクリームが用意され、映像のマジックとともに楽しめます。

お茶やアイスクリームには、美しい花が咲き、成長するお茶の木が、リアルタイムで描かれます。茶碗を手に取って動かすと、花が茶碗の外へと広がったり、花びらが散ったり、再び生まれて咲き続けます。こうした人の動作によって映像は異なり、二度と同じ絵を見ることはありません。

無限に広がる奇跡の映像。【チームラボ】が東京・麻布台ヒルズにオープン

▲「玉緑茶のアイスクリーム」からはお茶の木が伸び、「水出し緑茶 柚子」には美しい花が咲き、蝶が舞います

「水出し緑茶 柚子」は、水出し茶に国産柚子をブレンドしたアイスティーで、表面は抹茶のように細かな泡で覆われています。上品なゆずの香りや和三盆を隠し味にした爽やかな味わいです。さらに、「Mr.CHEESECAKE」を手掛ける田村浩二シェフが監修した「玉緑茶のアイスクリーム」は、芳醇な香りや濃厚な味を楽しみながら、お茶の木がどんどん伸びる映像に驚かされました。

無限に広がる奇跡の映像。【チームラボ】が東京・麻布台ヒルズにオープン

▲玉緑茶のアイスクリーム(各日数量限定)

ここで紹介したのはチームラボボーダレスで見られるアート作品のほんの一部。無限に変化する奇跡の世界をぜひ体験してみてくださいね。<text&photo:湯川カオル子 予約・問:森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス https://www.teamlab.art/jp/e/borderless-azabudai/>

元記事で読む
の記事をもっとみる