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「えっ何?」バレエの試験中、ジロジロと見てくる他の生徒たち⇒視線の先は…?!

  • 2024.2.19
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バレエのレッスンを受けていたある日、抜き打ちで試験がおこなわれることになりました。強い緊張感の中、私の番が回ってきたのですが……!?

抜き打ち試験

高校生のころ、バレエのレッスンに通っていた私。生理期間と被ってしまうときは、薄いナプキンを使用して、レッスン着の上からパンツ付きのスカートをはいてレッスンを受けていました。

私が通っているバレエ教室は、厳しいことで有名な先生が指導しており、ある日、きちんと技術が身についているかの抜き打ち試験がおこなわれました。試験の際は、細部まで動きを見てもらうため、レオタード1枚になって踊らなくてはいけません。

この日、生理中だった私はレオタードだけになることに少し不安を感じましたが、強い緊張感により生理のことは忘れ、一気に集中モードへ切り替わりました。そしてついに、私の番が……。

何やら視線を感じて…

今までの成果を発揮できるよう、一心不乱に踊り始めた私。すると、周りにいた他のレッスン生たちの視線が、私の下半身に向いていることに気がつきました。不思議に思った私は、踊りながらチラッと鏡を見てみると、なんと股の周りに経血が漏れていたのです!

しかし、目の前には鬼のように恐い表情をした先生が。「今さら踊りを止めるわけにはいかない。もう逃げ場なんてない!」と覚悟を決め、そのままの姿で、何とか曲が終わるまで踊り続けました。自分の番が終わると、すぐにトイレに駆け込みナプキンを替え、経血汚れを隠すためレオタードの上からパンツ付きのスカートをはき、稽古場に戻りました。

先生から言われたこと

それから、全体の試験が終わったあと、私だけ先生に呼び出されてしまいました。「きっとものすごく怒られるだろうな……」と、この世の終わりがきたかと思うほど、顔面蒼白になりながら先生の部屋へ。

すると、先生から「今日はお疲れ様。試験を見て、着実に技術が身についているのを感じました。あなたは度胸があるわね」「……でも、もしこれが舞台やコンクールなどの大事な場面だったらどうしますか? タンポンを使うとか、ナプキンを重ねて着けるとか、吸水性の高いショーツを使うなどの工夫をしなさい」と言われました。

そしてさらに、「将来バレエの道に進んでも進まなくても、人に見られていることを意識して自分の身なりや姿を確認することは大切です。その余裕を持ちなさい」と言われたのです。先生の言葉はとても心に響き、それからの私は、経血が漏れないよう工夫をし、より一層練習に励むようになりました。

それから月日が経ち、25歳となった現在の私は、バレエとは別の道に進んでいます。あのとき、顔から火が出るほど恥ずかしい思いをしましたが、先生の言葉が、今でも役に立っているのを感じています。大事な仕事やデート、人前に出るときなど、生理じゃなくても自分の格好や身なりを意識するきっかけになりました。本当に、先生には感謝してもしきれません。

※タンポンの過度な長時間使用はトキシックショック症候群(急な発熱、吐き気、めまい、失神などの症状)を引き起こす可能性があるため、パッケージ等に記載されている時間や使用方法をしっかり守りましょう。

著者/匿名
イラスト/おみき
監修/助産師 松田玲子

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ベビーカレンダー編集部/ムーンカレンダー編集室

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