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子育て疲れをケア! 妻の肩こりを癒やす「体と心」のアプローチ

  • 2016.2.5
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【パパからのご相談】

妻が出産してからというもの、よく肩こりを訴えるようになりました。

今は肩もみや湿布をするくらいですが、ひどくなるようなら受診を考えています。

そうなる前に何とか楽にしてあげられる方法はないかと思っているのですが……。

●A. 心と体の両面からのサポートでずいぶん楽にしてあげることができます。

こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているフリーライターの桜井涼です。ご相談ありがとうございます。

相談者様は、奥様のことを思っていらっしゃるのですね。とてもすてきなことだと思います。

肩こりは、さまざまなことが原因で起こります。

今、大きく関わっているのは、出産をされたとのことです。お子さんを抱き上げるなどの子育て要因が大きいのではないでしょうか。

子育ては、体にも心にも大きくのしかかってくるものですから、さまざまな面からのサポートが必要になります。

お時間を作っていただいて、心と体の両面からアプローチする方法を試していくのがいいと思います。

●温め+マッサージ+香り

肩もみをしていらっしゃるとのことですので、それに香りの力 をプラスしてみましょう。

エッセンシャルオイルは市販されているもので十分ですが、奥様の好きな香りを使います(奥様に選ばせるのがいいですね)。

好きな香りを嗅ぐことで嗅覚を刺激して、リラックス効果を引き出すことができるからです。

マッサージは、肩だけでなく肩甲骨の辺りまで優しく円を描くようにするだけでもかなり肩こりが軽減されます。

男性は力を入れすぎる傾向にあるようです。それだと痛みが後々まで残ってしまいますので、優しく行う ことに重点をおくといいでしょう。

注意点は、香りを嗅ぎすぎないことです。ほんのり香るくらいの方がリラックス効果を受けやすいです。

また、入浴後のような体が温まったときにマッサージをすると、よりリラックスできますし、マッサージをする側も力を入れすぎなくてもよくなります。

ぬらして軽く絞ったタオルをレンジで加熱したものを肩に乗せて温めるなどの方法を取ってもいいでしょう。

気分転換として、アロママッサージのお店に連れて行くのもいいですが、相談者様が直にやってあげる方が、効果がある場合もあります。

●子育てから解放できる時間を毎日作ってあげる

1日中、子どもを抱っこしたりおんぶしたりしていると、どうしても肩に力が入ってしまいます。

この状態で家事をするのは心身ともに疲れがたまります。

ストレスからくる肩こりは、自律神経の乱れ が原因です。

血流の悪さを悪化させるので、血液がうまく流れないために起こります。

体の疲れは寝ることである程度取れますが、ストレスからくる肩こりの場合は、ストレス解消が必要です。

肩の力を抜くことができるように、相談者様が帰宅してから最低30分抱っこを代わってあげて、育児から解放できるようにするとストレスが軽減されます。

“自由な時間”を持てるというだけで、心が軽くなりのんびりした気分になれます。これだけでもかなり違ってきます。

●話に耳を傾ける

心に不安やイライラなどがある場合、体に痛みを伴った症状が現れることがあります。肩こりもその一つです。

子育て中のお母さんは、悩むことや不安に思うことが多くあります。

まずは話に耳を傾けてみましょう 。

相談者様だって、愚痴の一つや二つ、聞いてもらいたくなることがあるのではないでしょうか。

ずっと子育てを頑張っている奥様も同じなのです。

ただ話に耳を傾け、アドバイスを求められるまでただひたすら聞いて、心の不安やイライラを出すお手伝いをしましょう。

これだけでも、肩の力が抜けて、症状として現れていた肩こりが緩和するということが実際にあります。

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こういった、体と心の面からアプローチをかけてあげるだけでも、肩こりを緩和させることができます。

夫からアプローチしてくれるだけでも妻はうれしく感じるもの です。

ただし、肩こりがひどく症状が悪化した場合や、痛みが著しくひどい場合は、病院へ受診されることをお勧めします。

【参考文献】

・『こころと体をつかさどる ストレスケア・カウンセリング』美野田啓二・著

●ライター/桜井涼(フリーライター)

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