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タオルそのまま捨てるのもったいない!超簡単・ウエスの作り方・使い方

  • 2024.2.18

新年度も近くなり、気持ち新たにタオルや下着類を買い換えをされる方も多いのではないでしょうか。新しいものと取りかえた心地良さの反面、今まで使っていたものをそのまま捨ててしまうのは勿体ないと感じたことはありませんか?今回は、面倒くさがりな私でもできた、簡単なウエスの作り方と活用法をご紹介します。

そもそもウエスとは

英語でゴミや廃棄物を表す「waste」が語源だそうです。
使わなくなったタオルや服などで作る、使い捨てる事が前提の布。雑巾のように、洗ってくり返し使うことはせず、形も一定ではなく不揃いなものでOKです。

糸くずが落ちない!古タオルを使ったウエスの作り方

タオルでウエスを作ろうと思ったきっかけ

私が最初にウエス作りをしたのは、体を拭くタオルを総入れ替えした時でした。フェイスタオルをそのまま雑巾として使うには大きすぎるので、最初にハサミでカットしてみたら切った所から糸くずがポロポロ。拭き掃除をしてみても、拭いた後にまた糸くずが落ちてきてしまいます。なにか良い方法はないかと調べたところ、「手で裂く」という方法を見つけました。

糸くずが落ちてこない。タオルウエスの作り方

1.切りたい部分の端に1cm程ハサミで切り込みを入れます。

2.片方の切り込みから手で引き裂く(古いタオル程簡単に裂けます)。

3.端で止まるので、その部分をカット。長い糸が出てくる事があるので、気になるようならハサミで切って始末します。

4.完成。好みの大きさになるまで1〜3をくりかえします。

キッチンタオルや化繊などの薄い布はハサミでカット

タオルのようなパイル地以外の、切りっぱなしでもほつれにくいものは、好きな大きさにはさみでカットするだけでOKです。

古くなったキッチンタオルとさらし、子供のサイズアウトしたヒートテックの下着を手のひらサイズにカットしました。

ウエス活用法

1.タオルは使い捨ての雑巾として

室内の床拭きや、換気扇の掃除。玄関タイルやドア、ポストなどの拭き掃除に。
窓やサッシ、トイレの掃除などにも使っています。

換気扇の油汚れや、土埃、窓枠のカビてしまった部分も、ウエスなら拭いてそのままポイっと捨てられるので、面倒と思う掃除もハードルが下がります。
「今日はウエス1枚分だけどこかキレイにしよう」と、気が向いた時のちょこっと掃除にも活用しています。

2.化繊など薄い素材は「やぶけないティッシュ」のような感覚で使う

油や調味料がはねたコンロまわり、子どもがこぼした時のテーブルのひと拭きに。ついティッシュを使いがちな毎日の「拭く」作業には、薄いウエスが便利です。
水栓がくもっている時は、アルコールを吹き付けてからウエスでひと拭き。あっという間にピカピカになります。
鍋やフライパン、皿の油汚れは事前にウエスで拭き取る事で、洗剤の量や洗い流す水の量が減る事にもつながります。

ポリエステルやナイロンなど、化繊で出来ている布は、静電気が発生しやすい性質があります。静電気が起きることで、ほこりを吸着するので、サッシや巾木、棚など、気になる場所のほこりを拭き取るのにも使っています。

ウエスの収納はこんなふうに

かさばりやすい、古いタオルのウエスはカゴに入れています。場所はキッチンのパントリーに。掃除用のスプレー類も近くに置いてあるので、欲しい時にすぐに手に取れて便利です。

薄い布はかごや瓶に。ティッシュのようにサッと取りたいので、普段は蓋がない状態が私にはマスト。透明な瓶は残量が一目でわかり便利ですが、「古い布が見えてしまうのが気になる」という時は、カゴや木箱など中身が見えないものに収納することで解決。

普段は蓋を開けてある状態にして、来客時など隠したい時は蓋を閉める、などもひとつの方法です。

布ものは意外とかさばるので、カットする前のものや切った後のストックは、無印の重なる竹製長方形ボックスにまとめてパントリーに収納しています(普段は積み重ねて下段にあります)。時間に余裕がある時に、ここから取り出してまとめてカットします。

ティッシュの消費量が世界一の日本

手に取りやすく、清潔でなにかと便利なティッシュ。日本人年間1人あたりのティッシュの消費量は、開発国である2位のアメリカを抜き、なんと世界一なのだそうです。鼻をかむ以外にもさまざまな場面で使ってしまっているティッシュ。こまめな掃除は、綺麗な状態をキープするためにとても効果がありますが、「ちょっと拭き」にティッシュを使ってすぐ捨てるという場面が、きれい好きな日本人にはもしかしたら多すぎるのかもしれません。

物価の上昇に伴い、ティッシュの価格も上がりました。代用できる場面では、ウエスをつかう事で、ティッシュの消費が抑えられ、原材料である木の伐採を減らす事にもつながるかもしれません。

古い布を単に「ゴミ」にする前に、ウエスとして生活の中で活躍させ、気持ちよく手放す。
ご自分のとりかかりやすいものから、ハードルを下げてまずは1枚。ウエス作りやウエスを使った掃除にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

使える場面ではウエスを使うことで、「最後まで役に立ってくれてありがとう」というモノへの感謝と、「使い切って空間を綺麗にする心地よさ」を実感できるはずです。

わたし、身近な誰か、地球にもいいコト起きる“サステナブルな行動”をここからつなげていこう!
暮らしにいいコトの循環“サステナブルな行動”が一人でも多くの人につながってほしい、という思いを込めた、リレー連載企画「#TSUNAGU100」。

“サステナブルな行動”とは?
✓ゴミを減らす工夫、使わなくなったものを再利用、モノを大切に使う気持ち
✓実はみんなが思っている暮らしの中の“モヤモヤ”“小さな不満”が解消できる
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“サステナブルなモノやコト”を、みんなで共有していきましょう!

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writer / kao kao

取材協力

kao
北欧式整理収納プランナー・整理収納教育士・カラーセラピストなど多岐にわたり活動中。少しくらい散らかる日があってもOK!自分と家族にとって家が心地良くくつろげる、ほっとできる空間であることが暮らしの大事なポイントです。
https://www.instagram.com/kao_kurashi/

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