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そば屋で使われる業界用語「舟」と「もみじ」ってどんな意味?

  • 2024.2.18
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そば屋の店員の間では、さまざまな業界用語が使われているといいます。「舟」という言葉は、あるモノのことをさし、「もみじ」という言葉は、冷たいそばを食べるときに欠かせないモノ。それぞれどんな意味なのでしょうか?

■「舟」ってどんな意味?

そば屋の入り口、ガラス越しからそばを打つ姿を見たことはないでしょうか。このそば打ちの大まかな流れは、水回し、こね、延し、たたむ、切るという作業ですが、「舟」はそば打ちの最後に使います。

この「舟」とは、そば作りのときに、包丁で切ったそばをくっつかないよう手でほぐし、茹でるまでに保管をしておくフタ付きの長方形の容器のことをさし、「生舟(なまぶね)」ともいいます。

木製、プラスチック製品があり、そばの乾燥を防ぐために使われます。冷蔵庫で保管することもあるので、収納しやすい浅型を重ねて使われることが多いようです。

■「もみじ」ってどんな意味

そば屋には、冷たいそば、温かいそばのほか、天丼やカツ丼などを扱っているお店もあり、そば屋のカレーは好まれるメニューの一つです。

出前の冷たいそばを食べる時に欠かせない「もみじ」とは、出前のときに使う猪口のことをさします。店内で使う猪口よりも小さめになっており、もみじの絵があしらわれているものが多かったことが由来のようです。

昭和初期のそば屋の出前では、自転車を片手で運転しながら、高く積み重なったせいろを器用に持つ姿が印象的ですが、時代と共にバイクが誕生し、昭和30年代には、つゆがこぼれない画期的な出前機が誕生しました。バイクの走行中でもバネにより揺れが緩和され、荷台が振り子のように水平に動く仕組みのようです。

文/編集・dメニューマネー編集部

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