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「アルバムだけ売れて音源チャートは弱い」が“常識”だった韓国ボーイズグループ、新時代が到来?

  • 2024.2.18

新人K-POPボーイズグループの勢いが凄まじい。まるで以前の「エクバンワン(EXO・BTS・Wanna One)」時代が帰ってきたかのような錯覚さえ覚える。

本格的な第5世代K-POPアイドルの時代が開かれた。

これに先立って、「スリーズ(THE BOYZ・Stray Kids・ATEEZ)」と呼ばれる先輩ボーイズグループがパワフルなパフォーマンスと特色のあるビート、個性あふれる音楽で人気を集めたとすれば、第5世代ボーイズグループはパワフルなパフォーマンスはそのままに、清涼感を生かしているといえるかもしれない。

注目の3グループ、時代を作るか

まずZEROBASEONE(ゼロベースワン)は、オーディション番組『BOYS PLANET』を通じて選ばれたメンバーで構成され、オーディション番組出身者だからこそ、さらに良く表現できる若者の不安と輝かしい現在の姿をアルバムにそのまま盛り込んだ。

ZEROBASEONE
(写真提供=OSEN)ZEROBASEONE

1stミニアルバム『YOUTH IN THE SHADE』には青春の美しさとメンバーたちの夢を込め、2ndミニアルバム『MELTING POINT』を通じては以前より強くなったメンバーたちの自信を表現した。

SMエンターテインメント所属のRIIZE(ライズ)は、成功した「SM 3.0」の開幕を知らせたグループといえる。

RIIZEは、SMエンターテインメントの伝統的な固定ファンを増やしてから大衆性を獲得する方法ではなく、まずイージーリスニングで大衆を虜にし、そこにしっかりとしたファンを集める方式のグループで、スタイルが多少変化した。

RIIZE
(写真提供=OSEN)RIIZE

彼らの『Memories』『Get A Guitar』『Talk Sexy』につながるコンセプトの変化も目を引いたが、RIIZEの名前を本格的に知らせた『Love 119』が広く愛されている。2005年に発表された韓国ロックバンド「Izi」の『応急室』(原題)をサンプリングした曲で、原曲はドラマOSTとしても愛され、カラオケの人気チャートでも着実に上位圏だった。

特に『Love 119』のイントロは、Iziのボーカルであるオ・ジンソンの声をそのまま盛り込んで、その後にビートが急速に変化してRIIZEだけの魅力を込めた。

“SEVENTEENの弟グループ”と呼ばれるTWS(トゥアス)も変わらない。

TWSが1月にリリースしたデビューアルバムのタイトル曲『plot twist』は、公開1週間でMelonデイリーチャートの100位圏に入った。最近のマーケティング要素として欠かせないショートフォームでよく使われ、早くもグループ名を知らせている。

TWS
(写真提供=OSEN)TWS

上述した3つのグループの特徴は、イージーリスニングを基盤に音源市場でも十分に存在感を示している点だ。もちろん、今すぐに数曲の成果で判断するのは難しいという意見もあるが、これまで大衆に覚えられてきた数組のグループを除けば、ボーイズグループが音源チャートで順位圏に入るのは容易ではない。

そのため一部からZEROBASEONE、RIIZE、TWSが第2の「エクバンワン」になるのではないかとの期待の声が上がるのも理解できる。

「ボーイズグループはアルバムだけよく売れ、音源チャートでは弱い」というのも、彼らの前では昔話になった。

彼らの現在の人気が新人グループとしての一時的なものなのか、それとも時代を築いた先輩グループのように一時代を風靡する第5世代アイドルの頂点に上るのか、今後が注目される。

(記事提供=OSEN)

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