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ソン・ガンの名演技に注目!バレエの絆を描いた『ナビレラ』で人生の深みを味わう

  • 2024.2.18
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キム・ユジョンと共演した『マイ・デーモン』でいつもながらの魅惑的な姿を見せてくれたソン・ガン。そして、いまテレビ東京で放送されている『ヒョンジェは美しい~ボクが結婚する理由(わけ)~』で誠実な祖父を演じているパク・イナン。年齢が大きく離れた2人がバレエを通して人生の深淵を演じてくれるというドラマが『ナビレラ-それでも蝶は舞う-』であった。

一言で見どころを説明すると、あこがれのバレエに取り組む70歳の老人と挫折にもがく23歳の若者がお互いの交流を通して「諦めない大切さ」を知る、ということになる。見ていて本当に勇気づけられるドラマだ。

物語の序盤は、元郵便局員のシム・ドクチュル(パク・イナン)の定年後の満たされない日々が描写される。退屈な中で思い出すのは、子供のときにあこがれたバレエだった。ドクチュルの残りの人生は短い。その現実を見つめたとき、彼は「人生でやり残したこと」を痛感してバレエを始めようと決意した。

バレエの指導を嫌々やるのがイ・チェロク(ソン・ガン)。彼はバレエの才能を持ちながら、集中できない境遇に置かれた自分にいらだっている。

そんなチェロクがやむをえない事情でドクチュルにバレエを教えているうちに、人生の大切なことに気づいていく。そのあたりの変化がとてもスリリングだ。

主演したパク・イナンとソン・ガン
珠玉のドラマ

すでに身体が硬くなっているドクチュル。本当はバレエなんて無理だ。しかし、彼は挑戦を続けた。その姿勢に感動する。さらに、演じるパク・イナンの味がある演技がとてもいい。人生の深みを感じさせる。

同時に、若々しいソン・ガンのフレッシュな存在感に惹かれる。彼が見せてくれる多彩な表情がドラマを華やかに飾っている。

『ナビレラ-それでも蝶は舞う-』は年齢差が大きい2人の俳優が存分に持ち味を発揮してくれた珠玉のドラマだ。

【『ナビレラ-それでも蝶は舞う-』ドラマ紹介】
放送年/2021年
全話数/12
演出/ハン・ドンファ
脚本/イ・ウンミ
出演者(役名)
パク・イナン(シム・ドクチュル)
ソン・ガン(イ・チェロク)
ナ・ムニ(チェ・ヘナム)
ホン・スンヒ(シム・ウノ)

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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