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息子を担当する小児科医と不倫関係になりました…夫を裏切った32歳人妻が辿った「虚しすぎる結末」【前編】

  • 2024.2.17

ほんの出来心で不貞を働いてしまう人は少なくありません。今回は、我が子を担当する小児科医とひょんなことから不倫に陥った32歳人妻のエピソードをご紹介します。

夫に不満を抱きつつも…ワンオペ育児に追われる日々

瑠衣さん(仮名・32歳)は結婚しているにもかかわらず、現在とある独身男性(郁人さん・仮名・38歳)と不倫関係にあると言います。なぜ瑠衣さんは先の見えない恋愛に足を踏み入れてしまったのでしょうか。

「私は、夫(慶さん・仮名・34歳)と息子(蒼さん・仮名・5歳)の三人家族です。夫は仕事が忙しくいつも帰りが遅いため、結果的にワンオペ育児を強いられています。

加えて、息子はカラダが弱く年中病院へ通う日々を送っていて。一人で頭を悩ませることが多く、子育てに無関心な夫に不満を募らせていました」

そんな瑠衣さんに大きな転機が訪れます。

「その日も、息子が熱を出したので小児科へ連れて行きました。あまりにもつらくて、主治医の先生の顔を見るなり『私が至らないから息子が病気ばかりして…』とその場で泣いてしまったのです。

すると、先生は『子どもは体調を崩しやすいものです』『僕はお母さんの頑張りをずっと見てきましたよ』と励ましてくれて。こんなに優しい言葉をかけてもらったのは初めてだったので、彼の思いやりに大感激。私は一瞬で郁人さんに心奪われました」

恋心に火がついた瑠衣さんはいけないと思いつつも、郁人さんにアプローチを試みたそう。

「以前とは打って変わって息子の通院が楽しみになりました。診察室で看護師さんが席を外す隙を狙って『あなたみたいな人と結婚したかった』『恋人になって私を支えてほしい』と先生の耳元でささやくことに。

最初は冗談だと受け流されたものの、徐々に彼も私の本心に気がついたようで…ある日連絡先を書いたメモをそっと手渡してくれたのです。郁人さんと個人的にやり取りするようになり、やがて私たちは不倫関係になりました」

二人はどのように密会を重ねたのでしょうか。

「私は不倫がバレることを恐れ、彼と会う時は『子どもの病院へ行く』と夫に嘘をついていました。郁人さんが子ども好きということもあり、いつも息子を連れて密会していたんです。

三人で顔見知りのいない遠方まで出向いては、彼は子どもが楽しめるよう遊園地や動物園に連れて行ってくれて。周りから見れば、私たちは理想の家族そのものに映ったはず。夫が出張の際は、そのまま彼の自宅に泊まってカラダの関係を持ちました」

不倫にのめり込んでいた瑠衣さんですが、夫と離婚するつもりはさらさらなかったのだとか。

「たしかに郁人さんのことは好きだったけれど、今が楽しければいいと思っていました。何より私には子どもがいるし、小児科医の彼にも社会的立場があるからです。

彼といる時『夫はあなたよりずっと稼ぎが少ないのにいつも忙しくしている』『それを不満に思っているけれど、私にとって夫はATMだから必要不可欠な存在なのよ』といつも愚痴っていて。夫の悪口を不倫相手に言うことで、思いきりストレスを発散していました」

しかし、ここで思いもよらない出来事が起こります。

「ある日、シングルマザーのママ友(柚希さん・仮名・29歳)から相談を持ちかけられました。なんと、彼女から『小児科医の郁人さんって知っているでしょ?』『実は彼とずいぶん前から付き合っていて…そろそろゴールインしたいと思っているの』と聞かされたのです。

どうやら逆プロポーズの相談だった様子。私は『うちの息子も先生にお世話になっているよ』と話すので精一杯で…彼の裏切りを知りかなりショックを受けました」

とりあえず瑠衣さんは素知らぬ顔でその場を乗り切ったそう。

不倫相手に二股疑惑が浮上して…その時彼が放った信じられない言葉とは…?

「私は真相を確かめるため思い切って郁人さんに電話することにしました。柚希さんから相談を受けたと告げ『付き合っていたのは私だけじゃないの…?』と詰め寄ると、彼は『僕は来るもの拒まずだから…君のこともそれ程好きじゃないよ』と言い放ったのです。

さらに『柚希さんと僕は独身同士…不倫関係じゃないのだから、なんらやましいところはないよ』と正論を振りかざして…。彼の発言がもっともだと思った私は、ただ黙って身を引くしかありませんでした」

身勝手に不倫に走った瑠衣さん。相手が本気じゃなかったとしても、自分も家族を欺いていたのだから文句ひとつ言えないのではないでしょうか。

©kapinon/Adobe

文・菜花明芽

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