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【更年期】医師に聞く「更年期の謎の不調」との向き合い方! 継続ケアや朝のストレッチでよくなる!

  • 2024.2.18
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更年期の小さな不調は100~200、個人差があると言います。謎の不調との向き合い方を成城木下病院の木下先生に聞きました。


40代のお悩み

手のひらがピリピリしたり、朝起きたばかりなのにひどい疲れを感じるなど、謎の不調がいくつもあります。もしや更年期のせいでしょうか。

【木下先生に教えてもらいます!】

成城木下病院 産婦人科 木下智恵(きのしたちさと)先生

月経異常から不妊症、婦人科がんまで全般を診る産婦人科専門医。更年期の細々とした不調に理解があり、頼りになるドクター。

[自分のホルモンの状態を知って、更年期を自覚しよう]

40代後半で出てくる謎の不調は、女性ホルモンと関係していることがよくあります。生理がある間は、 女性ホルモンのエストロゲンは28日周期で分泌量が変化していて、生理中は30pg/mLほど、排卵期は100~200、排卵後は80~100程度です。生理の前にPMS(月経前症候群)が起きるのは、排卵期に大量にあったエストロゲンが生理に向けて一気に減る、その落差が一因とも言われています。産後うつも同様で、妊娠中は数千~数万まであったエストロゲンが産後に通常量に戻るので落差は半端ではありません。
更年期で生理がまばらになったり、閉経するとエストロゲンは10以下まで下がります。これまで少ない時期 でも30はあったものが10以下になれば落差が起きて不調を感じるのも当然です。これが様ざまな更年期の症状。

[更年期の不調は100~200もある]

更年期の不調ではホットフラッシュやイライラなどが有名ですが、ほかにも動機や息切れ、寝つきが悪くなる、食欲不振、何もやる気が出ない、尿もれするようになる、外陰部がかゆい、膣が乾燥する、肩こりがひどい、ひざが痛む、湿疹や蕁麻疹をくり返すなど多岐にわたり、症状の数は100も200もあるといわれています。ただし、人によって不調の数が多かったり、少ないけれど深刻な悩みだったり、更年期の不調をほとんど感じない人もいるなど、個人差がとても大きいのも事実です。
というのも、更年期の症状を引き起こす要因は女性ホルモンだけでなく、人との関係性や仕事のストレスといった環境要因、考え方や性格など気質によるものが複雑に絡み合っているからです。 最も気になる症状が手のピリピリであれば、内科や脳神経内科を受診するといいでしょう。あるいは、生理の様子が以前と違ってきているなら婦人科に相談してもいいと思い ます。採血してエストロゲンの数値を調べると自分が更年期にいるかが わかります。婦人科のかかりつけ医がいない場合は、「レディスクリニック」や「女性外来」などのキーワードで婦人科医を検索するのもいいでしょう。不調や悩みが漠然としていたり、こんなことで病院に行くのはためらわれると思うような小さな 不調であれば、ベテランの女性医師が頼りになるかもしれません。

[ホルモンによる不調は必ずよくなるので安心して]

婦人科に行くとホルモン剤を処方されると思っているかもしれませんが、症状に応じた漢方薬もありますし、サプリメントやちょっとした ストレッチなどをすすめることもあります。気軽に相談できて、複数の選択肢を示してくれる医師が見つかれば快適に更年期を過ごすことができると思います。
更年期の症状は継続してケアすればどんどん悪くなることはありません。じょじょにホルモンが少ない状態に体も慣れてきて数年すればよくなってくるので安心してください。
とはいえ、更年期が厄介なのはホルモンの変動と一緒に老化が襲ってくること。肌だけでなく関節や胃腸に対しても今からアンチエイジングを意識しておくといいでしょう。

[慢性的なだるさは筋肉を伸ばすことでケア!]

慢性的なだるさややる気が出ない、肩こりがひどいなどの症状があるなら、朝のストレッチやラジオ体操がおすすめです。筋肉は加齢とともに萎縮して短くなりますから、ストレッチで伸ばすことが大切です。朝から疲れているような時は、肩甲骨まわりをストレッチするだけで体がシャキッとして元気が湧いてきます。バレリーナのような美しい姿勢をイメージすれば四十肩とも無縁でいられますよ。


イラスト=MAIKO SEMBOKUYA 取材・文=黒川ともこ ※2020年6月号より

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