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タクシー運転手には嬉しい「往復ビンタ」、昔から使われている「倒す」、この言葉の意味、分かる?【業界用語】

  • 2024.2.18

タクシー業界では運転手たちにしか分からない、さまざまな業界用語が使われており、「倒す」や「往復ビンタ」という言葉が現場で飛び交っているといいます。この「倒す」と「往復ビンタ」、それぞれの意味、分かりますか?

■「倒す」の意味は?

タクシーの内装やタクシー会社の仕組みは、時代とともに変化していますが、昔にやっていた行動が、今ではまったく異なるということも多いです。

「倒す」という言葉もその一つで、「倒す」とは、お客さんを乗せた回数のことをさします。

現代で使われている料金メーターは電子式ですが、ひと昔前に使っていた料金メーターは機械式で、メーターに空車を示すマークの棒が付いており、お客さんが乗車したあと、横に倒す仕組みでした。この倒す動作からきている言葉だそうです。

機械式だったこのメーターで、お客さんを乗せたにもかかわらず料金メーターを倒さないことを、棒が立っている様子から「エントツ」と呼び、料金を着服する不正行為もあったようですが、現代では、ドライブレコーダーの普及や配車アプリなどのIT化により、業務改善につながっています。

■「往復ビンタ」の意味は?

タクシードライバーにとって距離は、売り上げにも響く重要な視点ですが、乗客が乗るまで分からず、目的地もいつもバラバラです。

そんな中、ほかのドライバーに自慢したくなるような、「往復ビンタ」とは、長距離のお客さんを乗せ、帰りも別のお客さんを乗せて営業エリアまで実車で帰ってくることをさします。タクシーの運転手からすると、まとまった売り上げを確保するとてもおいしい仕事になります。

しかしタクシードライバーは自分の決まったエリア外でお仕事ができないので、最初の片道でエリアの外まで走ってしまうと、帰りは空車の状態で戻ることもあります。そのため往復ビンタをするには、営業エリア内での往復が必要です。

文/編集・dメニューマネー編集部

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