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自然でやさしい甘さが魅力の"クリームチーズとあんずのパウンドケーキ"

  • 2024.2.17
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バターをたっぷり入れたリッチな生地は、きび砂糖を使い自然な甘さに仕上げました。具材はカットしたクリームチーズと干しあんずを入れて、甘味と酸味のバランスのいいパウンドケーキです。お茶の時間はもちろん、お酒と合わせても素敵な菓子レシピを、菓子研究家の田中博子さんに教えてもらいました。

自然でやさしい甘さが魅力の"クリームチーズとあんずのパウンドケーキ"

■“クリームチーズとあんずのパウンドケーキ”のつくり方

干しあんずはゆでてふっくらさせてから加えると、生地によくなじみます。
クリームチーズの分量は80gでも120gでもいいので、冷蔵庫に残っているクリームチーズを使って気軽につくれます。
干しあんずの分量も好みで加減してOK。


◇材料 (17×8×高さ6cmのパウンド型1台分)

クリームチーズ:100g
干しあんず:80g
バター:130g(食塩不使用)
きび砂糖:100g
アーモンドパウダー:30g
卵:120g
薄力粉:70g
ベーキングパウダー:1.5g
コーンスターチ:40g
★ 仕上げ用:
・ 季節の果物:適量(いちご、キウイ、オレンジ、グレープフルーツ(ピンクやルビー)など)


下準備
・型にオーブンペーパーを敷く。
・バターは室温に戻す。
・卵は溶く。
・薄力粉、ベーキングパウダー、
・コーンスターチは合わせてふるう。
・クリームチーズは小さな角切りにする。
・オーブンは180℃に予熱する。

(1)干しあんずをゆでる
干しあんずは熱湯で5分ほどゆで、柔らかくなったら水気をきり、2cm角くらいに切る。崩れてしまった場合は手でちぎっても。

干しあんずをゆでる
干しあんずをゆでる

(2)バターときび砂糖を混ぜる
ボウルにバターを入れてゴムベラで練り、きび砂糖を加えて白っぽくなるまでハンドミキサーで泡立てる。アーモンドパウダーを加えて混ぜる。

バターときび砂糖を混ぜる
バターときび砂糖を混ぜる

(3)卵を加える
卵を3回に分けて加え、そのつどハンドミキサーで混ぜる。分離してしまったら粉類から大さじ1を取って加えて混ぜる。

卵を加える
卵を加える

(4)干しあんずを加える
ふるっておいた粉類を加えて混ぜ、①の干しあんずを加えてざっと混ぜる。

干しあんずを加える
干しあんずを加える

(5)型に生地を入れる
型に④の生地の半量を入れ、クリ ームチーズの半量をところどころに入れる。

型に生地を入れる
型に生地を入れる

(6)生地とクリームチーズを混ぜる
残りの生地にクリームチーズの残りを加えて混ぜる。

生地とクリームチーズを混ぜる
生地とクリームチーズを混ぜる

(7)オーブンで焼く
型に入れてならし、180℃のオーブンで25分焼き、170℃に下げて15分焼く。

オーブンで焼く
オーブンで焼く

(8)仕上げ
型からはずし、ケーキクーラーにのせて冷ます。切り分けて器に盛り、食べやすい大きさに切って混ぜ合わせたフルーツを添える。

仕上げ
仕上げ
完成
完成

――教える人

「菓子研究家 田中博子」

調理製菓師専門学校を卒業後、洋菓子店の勤務を経て、22歳で念願の藤野真紀子氏の助手になる。妥協せずおいしさと美しさを追求する姿勢に触発され、5年後に渡仏。ジャムで有名なアルザス地方の「メゾン・フェルベール」に勤務。帰国後、2011年からフランス菓子とジャムを専門としたお菓子教室「クレアパ」を主宰。数年間のオーストラリア生活を挟み、現在は地元・九州の佐世保で活動中。


※この記事の内容は、『四季dancyu 2022冬』に掲載したものです。

文:松原京子 撮影:木村 拓

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