姑「お正月は必ず日本酒を飲め！」【義実家のルール】だからと → 酒に弱い嫁にも強要してきて──！？

家には、その家ならではのルールがありますよね。義実家と自分の実家との違いに、戸惑ったことがある人も多いのではないでしょうか？
今回は、義実家のお正月ルールに悩まされた友人の話をご紹介します。

義実家の正月ルール

お正月は毎年、義実家で集まることになっています。
集まるのは、私たち夫婦と夫の弟夫婦です。

義実家には「お正月は必ず日本酒を飲む」というルールがありました。

私はお酒があまり強くなく、普段はほとんど飲みません。
ですがお酒が弱くても、断ることが許されませんでした。
飲みたくないお酒を強要されるお正月は、私にとってストレスでした。

今まで何度も断ったのですが「ルールだから」と、姑は絶対に譲らないのです。

こうなると姑は絶対に折れません。
その性格をよくわかっている夫は、黙ってしたがったフリをして、私の日本酒をこっそり飲んでくれていました。

今まではこの対処で無事お酒を飲まずに済んでいました。
ですが今年はなぜか、姑は私が飲み干すのを確認しようとするのです。

もしかしたらバレたのかもしれません。
どうしようと思っていたとき、ふとあることに気づきました。

今まで意識したことがなかったけど、夫の弟さんはいつも日本酒を飲んでいませんでした。

弟さんは飲まないのかたずねると
「この子はお酒が弱いから」という姑。

「私も弱いです」というと、
「お正月の決まりだから飲みなさい」と言います。

あきらかに矛盾しています。なので
「じゃあ弟さんは？」とたずねると、とんでもない回答が返ってきました。

「嫁は黙って言うことを聞きなさい！」と姑が怒りだしたのです。

あまりにひどいこの言いように、夫が
「何その言い方。嫁のことなんだと思ってるの？」と怒りました。

姑は慌てて、「違うのよ」などと言い訳を並べていましたが、
夫がにらむとようやく「嫌な思いをさせてごめんなさい」と謝罪してくれました。

そして「今後こんなことをしたら、もう二度と正月の集まりには参加しない」という約束をしました。

正直姑がわかってくれたのかは微妙ですが、お正月のストレスがなくなりホッとしました。

いくらルールといっても、強要はよくないですよね。
しかも息子は免除で嫁には強要なんて、もうルールにかこつけた、ただの嫌がらせです。
せっかくの親族が集まるお正月、ルールの強要より、みんなで楽しく過ごすことに注力してほしいですね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：橘るい