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韓国プロ野球で“ワンポイントリリーフ”禁止に 2軍戦で試験的導入、1軍戦導入は関係者「未知数」

  • 2024.2.17

韓国プロ野球で“ワンポイントリリーフ”が禁止となる。

韓国野球委員会(KBO)は2月16日、2024年第1次規則委員会の結果を発表した。そのなかで注目を集めているのが、新設された「投手3打者相手義務規定」だ。

KBOの関係者は同日、本紙『スポーツソウル』の電話取材に応じ、同規定新設の経緯について以下のように説明している。

「すでにWBCでも導入されており、米メジャーリーグでも施行されてから長い月日が経った。いずれも不必要な試合時間短縮のためのものだ」

「KBOリーグでもこの制度が上手く定着できるか、定着した場合にどんな利点があるかを調べるため、フューチャーズリーグ(二軍リーグ)で優先導入することになった」

「3打者相手義務規定」は、投手が登板時に最低3人の打者を相手にしなければならない規定だ。投手交代の回数を減らし、試合をスムーズに進行するために設けられた。このため、イニング間のワンポイント登板は不可能となる。

MLBでは試合時間短縮のため、2020年から導入されている。KBO関係者は「フューチャーズリーグに優先導入することになったが、一軍でも導入されるかは未知数だ」と伝えた。

チョン・ウヨン
2022年KBOホールド王のチョン・ウヨン

導入の理由となる「試合時間短縮」は、2024年シーズンから導入される「ピッチクロック制度」とも密接な関係がある。

KBOは今季から「ピッチクロック制度」を施行することを発表した。究極的な目標は、投手が球を投げる時間と打者が打席に立つ時間を制限することで試合時間を減らし、より多くの観客を集めることにある。

実際、MLBでは「ピッチクロック制度」導入によって平均試合時間が減ったことで、試合中継の視聴率と1試合当たりの平均化観客数が大きく増加した。

KBOも今回の制度変更を通じてどれだけ多くの観客を動員できるか、来る3月23日から開幕する2024年シーズンに注目が集まっている。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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