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2月はSPF20で十分?春前から知っておきたい「正しい日焼け止めの選び方」

  • 2024.2.17

日差しが弱いと対策がおろそかになりがちな紫外線。紫外線による日焼けや肌トラブルを防ぐためにも、正しい日焼け止めの選び方をマスターしておくことが大切です。そこで今回は空知地方在住・美容ライターの筆者が、SPFの数字や日焼け止めのタイプ別に、正しい日焼け止めの使い分け方法を紹介します。

SPFとPAの使い分け

意味

SPFは「Sun Protection Factor」の略で、赤く炎症してヒリヒリする日焼けを起こすUV-B(紫外線B波)の防止効果を表します。SPFのあとにくる1~50の数字によって、UV-Bによる炎症を起こすまでの時間を何倍に伸ばせるかの目安となっており、大きくなるほど防止時間が長くなると考えられています。

たとえば、日焼け止めを塗らなかった場合に25分で肌が赤くなる人が、SPF24の日焼け止めを塗ったとき、25分×SPF24=600分(10時間)防止できるということです。ちなみに、色白の人は約20分、普通肌の人は約25分、色黒の人は約30分で肌が赤くなるといわれています。

PAは「Protection Grade of UV-A」の略で、皮膚を一時的に黒くしたり、肌の弾力を失わせたりするUV-A(紫外線A波)の防止効果を表します。「+」マークで4段階に分類され、「+」の数が増えるほどUV-Aに対しての効果が高くなるとされています。

使い分け

日焼け止めを選ぶときは、使用するシーンによってSPFとPAの指数を目安に使い分けるのがおすすめです。北海道では、雪によって紫外線が反射されて冬でも日焼けしてしまうので、日常的に日焼け止めを取り入れるように心がけましょう。

海や山でのスポーツやレジャー、炎天下でのお出かけ、リゾート地などで強力な紫外線にさらされる場合はSPF40~50、PA++++。屋外で行うウォーキングやランニングなどの軽いスポーツやレジャーであればSPF20~35、PA+++。ちょっとした散歩や買い物など日常生活であればSPF10~20、PA++が理想的でしょう。

表示されているSPFとPAの効果を発揮するためにも、顔であれば液状の場合は1円玉硬貨2枚分、クリーム状の場合はパール粒2個分、身体であれば塗りたい範囲に直線を描くように出す、という目安量を守ってムラなく伸ばすことと、2~3時間置きに塗りなおすことをおすすめします。

日焼け止めのタイプ

SPFとPAの違いが分かっても、日焼け止めの種類がたくさんありすぎて、何を選んだらいいのか分からない人も多いのではないでしょうか。日焼け止めのタイプによって適した用途があるので、目的によって使い分けましょう。

ミルクタイプ

Sitakke

みずみずしくしっとりとした使用感のミルクタイプ。「ウォータリージェル」などと称されている水がベースのものは、SPF値が高いものから低いものまで数多くあり、日常の幅広いシーンに使用できます。ウォータープルーフタイプに多い油がベースのものは、SPF値が高い商品に多く見られ、アウトドアやスポーツシーンに適していますが、洗い流しにくいというデメリットもあります。ノンケミカルの商品も多く、肌質問わず使いやすいのが特徴です。

ジェルタイプ

Sitakke

みずみずしくさっぱりとした使用感のジェルタイプ。さらっとしていて伸びがよく、肌に伸ばしても白浮きしにくいのがうれしいポイント。日焼け止め特有のべたつきやきしみ感が気になる人にもおすすめのタイプです。コスパがよく日常使いしやすいのですが、紫外線カット剤を多く配合できないので、こまめな塗りなおしが必要でしょう。

スプレータイプ

Sitakke

日焼け止めの塗りなおしに便利なスプレータイプ。手の届きにくい背中、日焼け止めが塗れない頭皮や襟足、メイクのうえからも使え、手を汚さずに使えるのがメリットです。ただし、塗りムラが分かりにくいため、ほかの日焼け止めを塗ったうえから部分使用する、塗りなおしに使用するなどがおすすめです。また、持ち歩きにも便利ですが、ガス容器からの漏れや爆発の懸念があるので、炎天下での持ち歩きには注意しましょう。

スティックタイプ

Sitakke

リップクリームのような固形状に固められているスティックタイプ。容器から繰り出すだけでサッと片手で塗りやすいうえに手が汚れないため、手軽に使いやすいのが魅力です。細かい部分に塗りにくいというデメリットがありますが、コンパクトかつ液漏れや爆発の心配がないので、持ち運び用としてひとつあると便利です。

日差しが弱くても1年中降り注いている紫外線。この機会に正しい日焼け止めの選び方をマスターして、紫外線による日焼けや肌トラブルを未然に防ぎましょう!

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文:あやの(美容ライター)
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【ライター:あやの PROFILE】
空知地方在住。2歳の娘が可愛くて仕方ない美容ライター。OL時代、毎月の給料日にご褒美コスメを買うのが日課になり、美容が大好きに! 正しい美容知識を身につけるためにコスメコンシェルジュを取得し、様々な媒体で美容関係の記事を執筆中。

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