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何歳になってもプロになれるの?アマチュアゴルファーが目指すシニアプロの道!

  • 2024.2.16

ゴルフが順調に上達してくると「私でもプロゴルファーってなれるのかな?」と気になったことはないでしょうか? それと同時に「ジュニアから始めたわけでもないし、私には無理だ」と諦めてしまうこともあるかもしれません。しかし、プロになりたい気持ちが本気なら時間をかけて「シニアプロ」を目指す道があります。

シニアツアーは、年々試合数が増えるなど規模も拡大しており、ファンとの距離も近いことから盛り上がりをみせています。シニアプロになるには、かなり高いハードルがありますが、年間獲得賞金が数千万円におよぶ選手もおり、ゴルフにのめり込んだ人なら魅力的な部分も多いはず。今回の記事では、シニアプロになる方法を詳しく解説します。

◆シニアプロになる方法とは?

日本ゴルフ協会が主催しているシニアツアーは、50歳以上になった「プロゴルファー」が参加できる大会です。女子ゴルフの場合は、レジェンズツアーと呼ばれ、45歳以上の女子プロゴルファーが参加資格を有します。つまり、シニアプロになるには、まずプロテストに合格しなければなりません。

プロの資格を得る方法は次の2つ。日本ゴルフ協会と日本女子ゴルフ協会が主催するプロテストで合格する方法と、アマチュアとして参加したトーナメントで優勝してプロ宣言する方法があります。トーナメントで優勝して宣言する方法は、とてもハードルが高く、協会が主催するプロテストに合格する方法が一般的です。

プロテストは、男子の場合16歳以上、女子の場合は最終テスト開催年度の4月1日時点で満17歳以上ならば受験できます。どちらも年齢の上限はないため、何歳になってもチャレンジが可能です。

プロテストの試験内容は、スコアを競うストロークプレーです。男子はプレ予選、第1次から第3次のプロテストを通過したのちに最終プロテストに臨めるといった4段階に分かれています。プレ予選と第1次テストは、18ホールのストロークプレーが2日間行われ、第3次と最終プロテストは18ホールの4日間の長い戦いです。各予選を勝ち抜き、最終プロテストで上位50位タイに入れた選手だけが合格できます。

女子の場合は第1次プロテスト、第2次プロテスト、最終プロテストの3段階と男子に比べて少ないです。ただし、第1次プロテストから18ホールの3日間と試合数が多く、第2次と最終プロテストについては、18ホールの4日間と過酷です。最終プロテストで上位20位タイまでの選手のみが合格できる高い壁が立ちはだかっています。

◆気になるシニアツアーの賞金はどれくらい?

シニアプロへなる方法の次に気になるのが賞金です。2023年11月時点のシニアツアー賞金ランキング上位3名の獲得賞金は、1位の宮本勝昌選手が5,011万円、2位のP.マークセン選手が3,664万円、3位の藤田寛之選手が3,020万円と高額になっています。女子のレジェンズツアーは2023年中に3試合行われ、各試合の賞金総額の平均は約1,670万円となっており、これからの発展に期待が高まります。

プロテスト合格者の最高齢は、男子が霍本謙一選手の63歳、女子が鎮西まゆみ選手の43歳。何年も時間をかけて地道に練習できれば「もしかしたら私にもチャンスがあるかも?」と希望が持てる実績です。ゴルフにハマると一度は夢見てしまうプロゴルファーの道。険しい道のりですが、ゴルフをさらに楽しむためのモチベーションとして、シニアプロを目指してみるのもよいのではないでしょうか。

取材・文/夢書房

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