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薬味や柚子湯に用いられる「柚子」、その旬や開花時期はいつ?

  • 2024.2.16

薬味や柚子湯に使用される果物、それが「柚子」です。 柑橘類特有の香り「柚子」は多種多様な場面で重宝されます。 ただ「柚子」の旬や開花時期はいつ頃なのでしょうか?

今回はそんな「柚子」がどのような果物なのか解説します。 併せて旬や開花時期についても説明するので、ぜひ参考にしてみてください。

「柚子」には2回旬がある

「柚子」には旬が2回あるとされています。 まずはそんな「柚子」の旬について見ていきましょう。

一度目の旬は夏

「柚子」の一度目の旬は7月~8月頃の夏に迎えます。

この時期の「柚子」は熟していない青色の状態で収穫されます。 そうした熟していない「柚子」は柚子胡椒などの調味料に使用されるのが特徴です。

特にこの時期の「柚子」は香りが効いていて芳しいのが特徴となっています。

冬にも旬がある

「柚子」の二度目の旬は10月~12月頃の冬に迎えます。

この時期の「柚子」は熟した黄色の状態で収穫されます。 そうした熟した「柚子」は多方面の料理に使用されるのが特徴です。

中でもこの時期の「柚子」は果汁たっぷりで美味しいのが特徴となっています。

「柚子」の開花時期と花言葉

ここからは「柚子」の開花時期について見てみましょう。 併せて花言葉についても詳しくまとめます。

「柚子」の開花時期

「柚子」の開花時期は5月~6月の春とされています。

この時期になると小さくて白い花を咲かせるのだとか。 その後、緑色の果実が結実して成長するのが特徴です。 そして、熟しているかどうかの具合によって夏と冬の2回に分けて収穫されるわけです。

ただし「柚子」は果実をつける木になるまで15年~18年ほどかかるとされています。

そのため、栽培するのも非常に大変な果実の1つと言えます。 実際に「柚子」の木の中には樹齢100年を超える個体も存在するなど長寿の木と言えるでしょう。

木自体の寿命も約300年と言われるなど長生きする木としても知られています。

「柚子」の花言葉

「柚子」の花言葉は「健康美」「恋のため息」「汚れなき人」などがあります。

「健康美」「恋のため息」という花言葉は葉っぱの生き生きとした色や爽やかな香りなどからから来ているとされています。

その一方で「汚れなき人」という花言葉は花が白くて美しいところにちなむのだとか。

柚子はもともと「柚」だった?!

最後に「柚子」がどこから来たのかについてまとめます。 一説によるともともとは「柚」という果物として伝わってきたのだとか。

中国から伝来した時の名前は「柚」

「柚子」はもともと中国が原産とされています。

日本には奈良時代にはすでに伝来していたとされるとか。 実際に奈良時代に栽培されていた歴史も残っているほどです。

当時、中国から伝来した「柚子」は「柚」と呼ばれたそうな。 日本でもそのまま「柚」という一文字で呼ばれていたそうです。

「ユノス」を経て「ユズ」に

「柚子」が伝来した当初は単に「柚」という名前が主流だったとされています。

それがいつしか「柚の酢(ユノス)」と呼ばれるようになったのだとか。

これはおそらく果実が持つ独特の酸味から来た呼び名と考えられます。

それが転じて「柚子(ユズ)」と呼ばれるようになったのです。 現代ではむしろ「柚」という呼称はほとんど使用されません。

まとめ

「柚子」は日本でも馴染みのある柑橘系の果物と言えます。 料理に使用することはもちろん、その味わいだけでなく香りを楽しむものとしても千差万別な場面で使用されます。

そんな「柚子」の旬は夏と冬の年2回あるのが特徴です。 それぞれの時期によって用途も異なるので、旬を覚えておくといつか役立つかもしれません。

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