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"缶詰らしくない缶詰"のバリエーションを味わう!@黒潮町缶詰製作所 BSフジ「日本一ふつうで美味しい植野食堂 by dancyu」から|食いしん坊倶楽部部長・植野の食日記 2024年2月16日(金)

  • 2024.2.16

BSフジ「日本一ふつうで美味しい植野食堂 by dancyu」にも「植野の食日記」コーナーがあります。番組スタッフに指南(?)しながら植野の食の楽しみ方を紹介する動画版の食日記。今回は、地元の食材を用いた自然な味わいが楽しめる黒潮町缶詰製作所の缶詰です。

"缶詰らしくない缶詰"のバリエーションを味わう!@黒潮町缶詰製作所 BSフジ「日本一ふつうで美味しい植野食堂 by dancyu」から|食いしん坊倶楽部部長・植野の食日記 2024年2月16日(金)

■地元の食材を用い、七大アレルゲン不使用の自然な味わい

十年近く前のこと、高知でたまたま美味しそうな缶詰を見つけて買ってみました。“柚香るブリトロ大根”と書かれたその一品は缶詰らしくない、というか缶詰特有の匂いやえぐみが一切なく、きれいな味わいでした。それ以来、いろいろな種類を買っては食べ、その自然な味わいにハマりました。この缶詰をつくっている黒潮町缶詰製作所は、高知県の西側にあり、南海トラフ地震が発生した際には34メートルの津波が襲うと予測されています(缶詰に「34M」と記されているのはこの数値です)。

甚大な被害が予想される場所で、万一の際に美味しい非常食として食べられることを目指して地元の食材を使ってこれらの缶詰をつくっているのです。さらに、東日本大震災の際、避難所に各地から缶詰が届いたもののアレルギーを持つ人が食べられなかったという話を聞き、七大アレルゲンを一切使用しないことにしたそうです。

とはいえ、災害時に限らず、日常のおかずや酒のつまみにもよく合います。この日は“四万十産マヒマヒのマヨグラタン風”などを食べましたが、“土佐あかうしのスジ煮込み”はすばらしく酒が進むつまみ、“四万十うなぎ蒲焼き”はご馳走になる贅沢な味わい、“黒糖の濃厚和ショコラ”は上質な甘味のデザート。これらが家にあると、安心なのです。

BSフジ「日本一ふつうで美味しい植野食堂 by dancyu」 毎週水曜・木曜・金曜18時~18時30分放送

文・写真:植野広生

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