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パソコンのキーボード、ちゃんと掃除してる…?【掃除のプロが実践】すぐできるカンタン掃除術

  • 2024.2.15

職場や自宅でいつも使用しているパソコンやキーボード。ほこりや汚れが気になっていても、毎日使っているとついつい掃除を後回しにしてしまうことはありませんか?「そこらへんのティッシュでさっと拭けばいいや」は、実はNG! パソコン用の正しいお掃除アイテムですっきりきれいにするポイントを、掃除のプロである筆者が解説します。

パソコン周りの汚れを放置すると…

パソコン周りの汚れを放置すると、思わぬトラブルにつながることもあります。

  • パソコンから異音がしたり、故障したりする原因になる
  • キーボードやマウスの反応が悪くなる
  • 飲み物や食べかすが付着して不衛生になる

パソコン周辺は静電気でほこりがたまりやすいため、長い間掃除していないと反応が悪くなったり、急に誤作動を起こしたりする場合も…。汚れがこびりついたキーボードやマウスを使用するのも、衛生的に気持ちがよくありませんよね。「最近ちょっと調子が悪い?」「しばらく掃除していないな」と感じたら、ぜひきれいにしてみましょう!

パソコン周りの掃除前にする3つのこと

(1)電源を切る

本体の電源を切り、ACアダプターや電源ケーブル、接続しているすべての周辺機器を外します。ワイヤレスキーボードやマウスは、乾電池を外してからお手入れしてください。

(2)静電気を防ぐ

パソコン周辺機器に静電気が流れると、故障につながる可能性があります。掃除をする前には手を洗い、少し湿ったタオルで手を拭きます。その後、木製のテーブルや椅子に触って、静電気を逃しておくといいでしょう。

(3)換気をする

掃除をすると細かなほこりが室内に舞ってしまうことがあるため、換気はしっかり行いましょう。また、可燃性のエアダスターを使用する際は、商品の注意事項を確認し、火気のないところで使用してください。

液晶の掃除

©のぞみ

ほこりがうっすらたまったり、あちこちに指紋がついたり、液晶画面は意外と汚れています。汚れが軽い場合は、メガネ拭きや液晶専用クロスなど、目が細かくやわらかい布で拭き取りましょう。

指先に力を入れて拭き掃除してしまうと、画面に細かな傷がついたり、故障したりする可能性があります。汚れがひどい場合は、クロスを軽く水で湿らせてから、やさしく繰り返し拭き掃除をしてみてください。

液晶のNGお手入れ方法

アルコールで拭く
アルコールで液晶を拭くと、画面のコーティングが変色してしまうこともあります。メーカーによっては、消毒用エタノールは使用可の場合もあります。お持ちの除菌シートのアルコール濃度がよくわからない場合は、液晶の掃除には使わないほうがいいでしょう。

乾いたタオル、ティッシュペーパーを使う
タオルやティッシュで液晶をこすると、表面が毛羽立って傷がついてしまったり、細かな繊維が付着することがあります。液晶の掃除には、やわらかなマイクロファイバークロスや液晶専用クロスを使用しましょう。

キーボード・マウスの掃除

凹凸部分が多いキーボードには細かいほこりが入り込みやすく、パソコンの前で食事や休憩をすると食べかすや飲み物が飛び散ったり、小さな汚れがこびりついていたりすることも多いのではないでしょうか。

マウスも、キーボードと同様に手あかやほこりがつきやすく、手あかがひどくなると黒ずんで変色してしまう場合もあります。キーボードもマウスも触る機会が多いからこそ、清潔に保っておきたいですね。

©のぞみ

キーボードの掃除は、エアダスターで隙間に入ったほこりを吹きとばすのがおすすめです。細いノズルがついているので、小さなほこりも一気に吹きとばせます。エアダスターがない場合は、やわらかいブラシで軽くほこりを取り除きましょう。

ほこりを飛ばした後は、やわらかなマイクロファイバークロスで汚れを軽く拭き取ります。汚れがひどいときは、水を含ませてよくしぼったクロスを使用してみましょう。キーボードやマウスに水が直接入ると故障の原因になるため、クロスは固くしぼるようにしてくださいね。キーボードの隙間やマウスのセンサー部分は、綿棒を使用して細かな汚れを落とします。

メーカーによっては、キーボードやマウスにアルコールを使用してもよい場合もあります。しかし、繰り返し使用したり強くこすったりすることで、キー印字が薄くなったりプラスチックの劣化につながったりする可能性も。商品を長持ちさせるためにも、まずは水で軽く湿らせたマイクロファイバークロスを使って、やさしく繰り返し拭き掃除してみましょう。それでも汚れや黒ずみが落ちない場合は、専用のクリーナーを使用してください。

イヤホンの掃除

オンライン会議をしたり動画を観たり、パソコンを使うときはイヤホンも同時に使うことが多いですよね。でも、イヤホン本体の汚れを気にしている方は意外と少ないのではないでしょうか。

イヤホンは直接肌や耳の内部に触れるため、実は皮脂汚れや耳あかがとてもつきやすいアイテムです。特に耳をふさぐカナル型イヤホンは、耳の中が蒸れて雑菌が繁殖しやすいため、定期的に汚れを拭き取っておきましょう。

イヤーピースとイヤホン本体
耳に密着するイヤーピースを外し、裏返して内側までウェットティッシュで拭きます。イヤホン本体は、水で軽く湿らせたクロスできれいに拭き取った後、乾いた布で水分をしっかり拭き取ってください。

©のぞみ

マイクやスピーカーのメッシュ部分
普段はあまり気付きませんが、とても汚れがたまりやすいため、細かい部分まで丁寧に掃除したい部分です。メッシュ部分の汚れは、乾いた綿棒で軽くこすって落とします。綿棒は小さめがおすすめで、筆者宅では赤ちゃん用の綿棒を使用しています。力を入れすぎないよう、やさしく汚れを掻きだしてみてくださいね。

まとめ

©のぞみ

パソコンや周辺機器は、毎日見慣れているからこそ汚れに気付きにくいかもしれません。特に、パソコンの前で休憩をする場合は、小さな汚れが飛び散ってしまっても、ついそのままにしてしまう人も多いのではないでしょうか。

機器をきれいに保つために、

  • 飲食した後は、必ず手を拭いてからキーボードやマウスを触る
  • 休憩中は、キーボード周りにハンカチや布をかけて汚れが飛び散るのを防ぐ
  • 毎月初めや月末など、定期的に掃除するタイミングを決めておく

といった、汚れがつきにくくする対策を一緒に取り入れてみるのもおすすめです。パソコン周りを一度きれいにしてみると、画面もキーボードもすっきりと明るくなり、仕事もスムーズに進められそうですよね。ぜひお手入れのご参考にしてみてください。

筆者情報

のぞみ
シンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。クリンネスト1級。「暮らしもこころも かろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram@non.karoyakani

文/のぞみ

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