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基本の"ベイクドチーズケーキ"のつくり方

  • 2024.2.15

クリームチーズとサワークリームを使った、濃厚でさっぱりとした味わいのベイクドチーズケーキです。お茶の時間はもちろん、お酒と合わせても素敵な菓子レシピを、菓子研究家の田中博子さんに教えてもらいました。

基本の"ベイクドチーズケーキ"のつくり方

■“ベイクドチーズケーキ”のつくり方

湯煎焼きにするので、しっとりとした食感に仕上がるのが特徴。
途中で湯煎からはずして焼くと、グラハムクラッカーでつくった土台はカリッとした口当たりになり、上の生地には美しい焼き色が。一緒に頬張るとこの上ないおいしさに。
角型を使って四角く焼くので、各自好きなサイズに切り分けるのも楽しい。
ムラなく焼き上げるには、湯煎で焼くときに湯がなくならないように40分たった段階で確認します。その際、型の方向を少し変えると焼きムラを防ぐことができます。


◇材料 (18×18×4cm以上の高さの角型1台分)

クリームチーズ:380g
サワークリーム:300g
★ 土台:
・ グラハムクラッカー:150g
・ バター:70g(食塩不使用)
卵:2個
卵黄:1個分
薄力粉:大さじ2
レモン汁:大さじ2
グラニュー糖:150g


下準備
・型にオーブンペーパーを敷く。
・取り出しやすいように型より少し高めにする。
・土台用のバターは湯煎または電子レンジで溶かす。
・オーブンは160℃に予熱する。

(1)土台をつくる
クラッカーは適当な大きさに手で割ってフードプロセッサーで砕き、溶かしたバターを加えてさらに混ぜ、バターをなじませる。

土台をつくる
土台をつくる

(2)型に入れる
①を型の底の中心に入れ、まずは優しく全体に丁寧に広げ、だいたい均等になったらコップの底などで周囲から押す。

型に入れる
型に入れる

(3)包む
先が平らな木ベラなどで押してきれいに仕上げる。型の底から湯煎の湯が入らないように、アルミホイルを2重にしてしっかり包む。

包む
包む

(4)クリームチーズを撹拌する
フードプロセッサーにクリームチーズを入れてざっと撹拌し、グラニュー糖を加えてなめらかになるまで撹拌する。

クリームチーズを撹拌する
クリームチーズを撹拌する

(5)卵を加える
サワークリーム、卵、卵黄を加えて撹拌し、なめらかになったら薄力粉をふるって加えてさらに撹拌し、レモン汁を混ぜる。

卵を加える
卵を加える

(6)漉す
ボウルの上に漉し器を置き、⑤をゴムベラで漉す。

漉す
漉す

(7)オーブンで焼く
土台を敷いた型に流し、バットに入れる。バットごと天板にのせ、バットに熱湯を型の高さの半分くらいまで注ぎ入れ、160℃のオーブンで60分焼く。

オーブンで焼く
オーブンで焼く

(8)湯煎からはずす
いったんオーブンから出して湯煎からはずす。アルミホイルを除き、再び天板にのせ、170℃のオーブンで10分ほど焼く。

湯煎からはずす
湯煎からはずす

(9)仕上げ
焼き上がり。粗熱が取れたら型からはずす。一晩冷蔵庫に入れて落ち着かせるとおいしい。

仕上げ
仕上げ
完成
完成

――教える人

「菓子研究家 田中博子」

調理製菓師専門学校を卒業後、洋菓子店の勤務を経て、22歳で念願の藤野真紀子氏の助手になる。妥協せずおいしさと美しさを追求する姿勢に触発され、5年後に渡仏。ジャムで有名なアルザス地方の「メゾン・フェルベール」に勤務。帰国後、2011年からフランス菓子とジャムを専門としたお菓子教室「クレアパ」を主宰。数年間のオーストラリア生活を挟み、現在は地元・九州の佐世保で活動中。


※この記事の内容は、『四季dancyu 2022冬』に掲載したものです。

文:松原京子 撮影:木村 拓

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