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【キレイと健康は腸から!】腸活で幸せホルモンを増やして、内側から美しく

  • 2024.2.15
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健康習慣として日常に取り入れたい『腸活』。体形の変化だけでなく、肌トラブルやメンタルケアにもよい効果を期待できると話題! カラダの中から美しさを磨く最新の腸活術を心得て、人生を素敵に輝かせよう。

腸が整う習慣を続けることで 体や心、肌にまで美しさが届く

腸内環境を整えるための『腸活』は、美容にも健康にもいいことばかり。不要なものや毒素を排出する、というのがよく知られた働きですが、実はそれだけでなく、体と心の健康と深く関係し合っているのが“腸”なのだそう。「腸は、食べものを消化し、体中の細胞が働くためのエネルギーとなる栄養を吸収する大事な場所です。また、腸は第二の脳ともいわれているように、腸と脳は強いネットワーク関係があります。脳内で働く『幸せホルモン』と呼ばれるセロトニンは、そのモトとなる物質が腸内で作られています。腸内環境がよいとセロトニンが正しく作られて気持ちも前向きに。さらに、最近注目されているのが免疫器官としての腸の働き。体を守る免疫細胞の多くは腸に集まっていて、体内に入ってきた有害なウイルスや病原菌を撃退し、体内に吸収させない防御システムを持ちます。このように、腸は体と心の健康の基本を担っているのです」

呼吸、血液の流れ、内臓の働きなど、生きるための機能をつかさどる自律神経を安定させることにもつながる『腸活』。また、美容面でも、腸活が軸にあるビューティケアはあらゆる努力の効果が出やすい、と小林先生。「腸がよい状態だと全身を流れる血液の質が向上します。さらに血流もよくなるので、よい栄養がたくさん含まれたクオリティの高い血液が全身を巡り内臓に届けてくれるようになります。その状態で運動を行えば、筋肉がつきやすかったり痩せやすかったりしますし、老廃物も排出されやすくなります。肌は内臓の鏡なので、毒素が排除され、酸素や栄養などがたくさん行き届いた肌には自然と透明感も出現し、若さや美しさを引き出すことができるようになるのです」

教えてくれたのは…… 小林メディカルクリニック東京院長
小林暁子先生

順天堂大学医学部卒業後、順天堂大学総合診療科での経験を経て、便秘外来・内科・皮膚科・女性外来など全身の不調に対応するクリニックを開業。TV出演、講演などでも活躍中。著書に『免疫力を上げる健美腸ルール ウイルスや菌に負けない体をつくる』(講談社)など。

構成・文=渡辺麻衣子

※InRed2024年3月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
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